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2014年11月24日20:46

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編集長来襲 大阪府鳥類目録改訂作業

昨日は、編集長が来襲した。いろんな編集長に追われているので、とても焦った。焦ったけど、なんとか切り抜けられた。それどころか、編集長一人を倒す目処が立った。ありがたい。

大阪府鳥類目録は、日本野鳥の会大阪支部が発行している出版物で、過去に2回ほど改訂されている。直近の改訂版は、2001年版として、2002年3月に発行された。
それから10年。やはり10年に一度は改訂しないとということで、改訂版の発行が企画された。たしか最初に動き始めたのは、2010年頃の事だったと思う。でも、改訂作業は遅々として進まず、2012年を過ぎ、2014年、つまり現在に至る。
改訂作業の何が面倒って、大阪府内での各種の分布図を作ろうと思い立ったのが運の尽き。2002年以降のデータで分布図を。というわけで、2002年以降のデータを掘り起こさないといけない。分担してデータを掘り起こして、分布図に反映。という話をして早5年ほど。どうも他の人は作業を進めていたらしい。で、最後は御前だけだ!というわけで、編集長が他の人のデータで作成された分布図を抱えて来襲したというわけ。

編集長が持ってきた分布図を見せてもらい、手持ちのデータで補えそうなものを探し、データを発掘。抜けてるメッシュを埋めていく。他の人のデータでけっこう既にメッシュが埋まっているから、このやり方は効率的。
海岸部の鳥、冬のホオジロ類、サギのコロニー、ツバメ類の繁殖分布などなど、サークルなどで近年調べたデータを確認。ヤマシギ、アオバト、オオコノハズク、アオバズクなどは、標本データを発掘。まとまった調査をしてる場合、標本がよく入手される鳥はけっこう貢献できる。ただ、バラバラと持っているデータを発掘するのは難しい。自分の観察については、記憶をたどって自分のサイトを検索して探してみたり。博物館にバラバラに届けられた情報の発掘はさらに難しい。結局、完璧にはデータを発掘できていない可能性が高い。

4時間かかって、非スズメ目とツバメ類が完了。残るスズメ目は後日。つまりあと1回で、この作業からは解放される。ここ数年の懸案の目処が立ってきて嬉しい。
でも、終わったはずの非スズメ目も、さらに補うデータがないか探さないと。気になるのは、ヨシゴイ、ミゾゴイ、クイナ、ヒクイナ、タマシギ、タゲリ、クサシギ、アリスイ、アカゲラなどなど。ちょいと珍しく、バラバラとデータがありそうな鳥かな。
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