私が住む街には、かつて大きな本屋が3店あったが、
その内の2店が閉店し、あたらに1店が増えた。
残った旧い1店は、昔ながらの大型店で、
新たな1店は、売れ筋、話題書籍中心だ。
両方の書店に私は週に一回以上が足を運んでいる。
隣の駅に、ジュンク堂もあるので、
そちらを入れると書店巡りは」かなりの回数になるだろう。
ネットで購入することもあるが、
基本的には本屋での本の出会いを優先している。
目的の本を探すときに、別の本のタイトルに目を奪われる
そのときの気持の動きが、私が本屋を重視する理由だ。
新聞記事を目で追っているときに、
小さな囲みの見出しに、あっという気持で接する感覚に似ている。
デジタルの世界にない、曖昧さ、情動、発見などなど、
新聞と本屋に共通するアナログ的な感度を失いたくない。
その本屋がピンチになって久しいが、
1700あまりある自治体の約26%で本屋がなくなったそうだ。
さあ、人間の感性を刺激して止まない知のワンダーランド、
本屋に行こう。
それが地域の本屋を存続させるために,
読者にできる最も簡単で効果的な方法だ。
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