「IS(イスラム国)攻撃に、なぜ核を使用できないのか」、
これは、いわずと知れた米国大統領候補、トランプ氏の発言だ。
この発言を受けて、共和党内でもトランプ不支持を増えているようだが
私は、トランプ氏のような意識を持っている米国民は、
決して少数だとは思えない。
核兵器が、いかに恐ろしい殺戮をもたらすか、
いかに後世にわたって影響をもたらすか、
そうした知識を、米国の学校で教えているとは思えない。
なぜなら、広島、長崎に原爆投下したことを正当化しているからだ。
トランプ氏も米国民の一人として、そのように教育されてきたのだろう。
広島の原爆資料館を訪れる米国人が増えているらしいが、
それは人口5億人のうちのほんの一握りに過ぎない。
核兵器を使えば、戦争に勝てると信じている国民の方が多数のはずだ。
米国の核保有数はいまでも約1万発とされている。
だが、それをゼロにする意志は残念ながら、米国民にはない。
同時に日本もその核の傘の下にあることを忘れてはならない。
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