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2015年11月28日09:11

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台湾から日本の博物館研究

今日の友の会サミットにも来られていたが、台湾の大学の博物館学の大学院生さんが、昨年の夏から何度も日本に来ては、なぜか大阪の自然史博物館を調べている。大阪以外の博物館を調べているのか、自然史系以外の博物館も調べているのかは知らない。とにかく、自然史博物館の普及教育活動を調べているらしく、学芸員にいろいろ質問をするだけでなく、さまざまな普及行事に参加しておられる。行事に参加してるのを見る限りでは、普通に楽しんでいるだけで、とくにデータを取っているわけではなさそう。一方、学芸員を一人一人捕まえては、いっぱい質問してるらしい。
と思っていたら、こちらにもお声がかかって、いっぱい事情聴取された。すでに日本語で書かれた質問リストがあって、それを順に訊ねてくる。日本語はかなり堪能なので、日本語で普通に答えれば大丈夫。でも、話すのは時々微妙、書くのも少し微妙。こちらの答えを記録するときは、日本語と北京語が混じっていて面白い。

質問は22もあって、どんな回答をしても、それを簡単にメモって次へいく。回答によってはもう少し突っ込んだりしないんだろうか? 突っ込ませた方が面白いなぁ。ってことで、いろいろ変化球の答えを試みてみたり。
ただ、変化球を考える余裕もなく、答えにくい質問がけっこう多い。別に部外秘情報が混じってる訳ではなく、出し渋ってる訳でもなく、単に考えたことがないからすっと答えられない感じ。とくに困るのは、けっこう昔からやってる行事企画が始まった時の経過や意図を問われたとき。たいていは何とか思い出せたのだけど、どうしても分からなかったのは、市民参加型調査プロジェクトproject Yを始めた理由、大和川を調査することになった理由。どうしても分からなかったので宿題に。

インタビューの後、古株の学芸員何人かに訊ねてみたけど、誰も覚えていない。仕方が無いので、昔の学芸会議の記録をあさってみる。10年以上のファイルは、今とはファイル形式が違っていたりして、開くだけでも一苦労。その上、どうも行方不明の記録もある。記録があっても記録担当者がダメで、肝心の事を書いてなかったりもする。
それでも分かった事はいろいろあった。
大和川のプロジェクトYは最初からゴールに大和川展を設定していた。で、2002年2月の会議では、大和川展ではなく大阪平野展っぽい。それが翌3月には大和川展に。そして、2002年10月に、Project Y水質班の活動スタート。朝鮮半島の共同調査、自然観察地図の調査が一段落で、みんなで調べる系をしてみたかったとか? で、河内平野の生い立ちを継承発展させたものとして大和川水系を調べることにした。ってところだった気もするなぁ。
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