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2015年11月19日18:25

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展示を見た大学生にいろいろうかがう

京都の某大学が、博物館実習の一環として、展示見学。できれば、バックヤードを見学したり、博物館の事業についての話をしてほしいと頼まれて、対応した。午前中は、博物館の事業の概要を40分ほど話してから、バックヤード(収蔵庫以外)を案内すること45分。午後は、自由に展示をみてもらうこと1時間半。その後、学生さんたちからの感想・質問・提言についてやり取り。最後のパートは、1時間の予定だったが、終わってみると1時間20分ほど経っていた。
学生は、8人。生物系の学生。とくに植物系の学生が多かったようで、植物の標本や展示への食いつきがよかった。偶然、館内で植物の標本を作っているサークルが活動していたり、アルバイトに来ている人、整理に来ているOBなどがいて、ちょうど良かったかも。

最後の学生さんたちからの感想・質問・提言は、博物館側目線よりは、来館者目線に偏ってはいたが、割と面白い指摘があった。
<展示改善の要請>
・種子散布のコーナーの字が読めない。 →すみません。この2月に更新します。
・植物園と展示のリンクが弱い。 →ごもっとも。初期プランではリンクするはずだったのですが、縦割り行政ってやつでして…。
・照葉樹のジオラマはよく出来てるけど、展示効果は低い? →同感です。でも、とてもお金がかかっていて、よく出来てるジオラマでもあるので、なくすこと出来ずにいます。
・もっと音使ったらいいのに。 →音はあまり使うとうるさいんですよ〜。
<展示についての深読み>
・説明が多い展示室で疲れた最後に、ゲームだらけの展示室があるのはよく考えられてる。 →偶然です。
・解説パネルに印刷文字と手書きが混在してメリハリがある。 →意図せずにね。手書きパネルについては、なぜか好意的。
・解説の要所だけをうまく見出しにしている。 →そうかなぁ。

一方、学生たちと一緒に来た指導教官の指摘はけっこう謎。
・もっと環境教育に使える展示をして欲しい。
 →使われてるんじゃないかなぁ?具体的にはどんな展示があれば環境教育に使えますか?
・レッドデータブックの展示とか、地球温暖化の展示とか…。
これには直接は答えなかった。辛辣なコメントしかできそうにないから。今の展示で、充分環境教育に使えるはず。ただ、使い方が分からない教師がいるってことだと理解した。環境教育にこう使え、という展示がいるのかもしれない。
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