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2014年12月14日19:31

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展示改装の企画

常設展は、もうつくられて20年以上経ってるコーナーが多い。もう全面的に展示更新したいけど、お金がない。仕方がないので、学芸員手作りで少しずつ更新することになってる。今日なんとなく、展示室を回る機会があったので、学芸員4人でなんとなくその話。

■第1展示室のわんどコーナー
わんどの展示は地域自然誌展示室にできたので、こちらは外来生物の展示に更新することが決まってる。でも、わんどのイラストの背景に、断面の造作。これを全部つぶして作り替えるのはけっこう大変。となかなか手つかずにいる。
でも、今日見て思ったのは、大阪府で問題になる外来生物は、山手の林にいるんじゃなくって、むしろ開けた場所にいる。水草、淡水魚、淡水貝など淡水の水辺物が多い。それなら、淀川のわんどの舞台は変えずに、展示内容を外来生物に差し替えたらいいんじゃないの? 大阪府にいる植物の特定外来生物は、すべて淀川にいるでしょ。ブラックバスやブルーギルやスクミリンゴガイ、カミツキガメ、ヌートリア。だいたい淀川舞台で登場させられる。アライグマだっているだろう。外来生物の侵入が一番問題になるのは淡水環境といっても間違いじゃなかろう。
淀川わんど周辺を舞台にしたら登場させられない大阪府の外来生物で、是非とも登場させなくてはならないのは、タイワンリス、ソウシチョウ、タカサゴユリ…。その程度なら、端っこに山手の外来生物コーナーをつくれば充分。

■第3展示室の種子散布のコーナー
第5展示室に種子散布の展示を作ってしまったので、こちらはかぶり気味。でも、水散布と風散布はないから、ここに種子散布をまとめておくのはいいかも。だとしたら、手書きの文字パネル、白くなってしまった画像、全体的に汚い感じを更新したい。
来年夏のたまご展では、タネの展示もする。そこでは主に種子散布な展示にする予定。なので、来年夏の特別展が終わってから、その展示をここに持ち込む方向。問題は、たまご展開催中のこの展示コーナーの扱い。一部の展示を持っていったらいいのかなぁ。だとしたら、コーナーまるごと「特別展に出張中」とするとか?

■第3展示室のハナバチと花のコーナー
第5展示室に展示物を持って行かれたんだな。コーナー自体かぶりぎみだけど、それを変えようとすると大変なので、ハナバチの展示を追加かなぁ。

そもそも第3展示室の種子散布から捕食、擬態にいたる種間相互作用のコーナー自体、第5展示室にかぶりまくり。本当は、この一角を全面的に更新したいなぁ。でも、そうなると学芸員の手作りの範囲を超えるなぁ。お金が欲しいなぁ。結局、そこに落ち着く。
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