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2011年05月24日10:40

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モジョライブ〜宮腰理、ハッチハッチェル・カルテット、木製の椅子

 ついに七連続参加となったモジョライブ。正気か俺?

 宮腰理氏は知らないミュージシャンだったが、予習を怠らないぼくはYou Tubeで『遊びにおいで』を聞いてすっかり観たくなっていた。
 そしてそれが一曲目だったのでぼくは嬉しかったが、客がみんな予習をしてくるわけではないし、まだライブが始まったばかりでホットな空気が生まれる前だったので期待したほどは盛り上がらなかった。残念。ハスキーボイスもとても心地よかったのだが。

 昨秋のモジョ・グルーブですっかりファンになってしまったのがハッチハッチェル・バンドだった。会場でニューアルバム『理由なき祝宴』を購入し、ジャケットにメンバー全員にサインしてもらったぐらいだ。楽しいエンターテイメント性が抜群だった。それがモジョにやってくるのだから行かないわけにはいかない。
 期待どおりに楽しませてもらった。たしかにハッチハッチェル氏の言うとおり世の中に何の役にも立たない、ふざけた感じの音楽で、一見コミックバンドである。しかし演奏レベルは非常に高いし歌唱力もある。『調子っぱずれに祝福あれ』なんて、CDならともかく、ライブでやったらボーカルなんて結構めちゃくちゃになりがちな曲なのに、楽しい雰囲気を維持しつつしっかり音程を取っていた。ドラムもシンプル極まりないセットなのにあきれるほど器用だった。
 ただ一つ残念だったのは、六人のフルメンバーではなく、二人欠けたカルテットだったことだ。不参加二名のうちの一人が紅一点のアコーディオンの女の子で、その子がリードボーカルを取る『ハングリー精神のうた』を聞けなかったのは無念。

 そして木製の椅子。前回から約一カ月経ち、またこのバンドを観られるのは大きな喜びである。
 今回はベースとキーボードが加わり、トータル五人での演奏となった。ギターの実力の高さはすでに承知していたが、今回も堪能させてもらった。そしていつもながら、コーラスの決まり方がカッコよかった。ドラムの高いテクニックも前回で分っていたが、今回はさらに磨きがかかって、音がよりクリアになっていたように感じた。そして、ぼくはベースとキーボードには詳しくないが、どちらのレベルもかなり高かったんじゃないかと思う。特にキーボードはタダモノではないと感じた。
 そして、そういうクオリティの高い演奏者を従えての、喧嘩を売っているのかのようなダイレクトなボーカルも女王様っぽくてカッコよかった。いつも思うのだが、このボーカルの女の子は決して背は高くないのだが、ステージだと大きく見える。これってとても大事なことじゃないだろうか。

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