観ていて身も心も引き締まるような映画に、時々出会います。 昨日観た「サンドラの週末」がそうでした。 しかし・・・、二日連続でそういう作品にぶつかるとは思いもしませんでしたね。 河瀬直美監督の「あん」、粛然とした気持ちになる作品でした。 露
週末。 なんと魅惑的な響き。映画を観たり山に行ったり、古い友人と久々に飲んだくれたりできる、まさに「命の洗濯」の時間。 でも「サンドラの週末」のヒロイン、サンドラにとっては大きな試練の時でした。 太陽発電パネルの工場で働いていた彼女は体調
ワシントンポスト電子版に徳島県神山町のことが載っているのですが、その住人の一人として私の兄と、ヤギのメイちゃんが紹介されています。http://www.washingtonpost.com/world/asia_pacific/with-rural-japan-shrinking-and-aging-a-small-town-seeks-to-
昨日観た「チャッピー」でどうもモヤモヤした気持ちになったので、今日は久しぶりにジョン・バダム監督の1986年作「ショート・サーキット」を観てみました。こちらも自我を持ったロボットの話でしたので。 ディズニー作品かと思うくらい健全で楽しく、
ニール・ブロムカンプ監督最新作「チャッピー」、観て来ました。 なんだろう、この既視感ありありの展開。要は「ロボコップ」「ショート・サーキット」「A.I.」、あとちょっぴり「フェイス/オフ」のテイストを盛り込んだ感じなんですよね。 悪くはないけ
岡本喜八監督、倉本聰脚本の異色SF「ブルークリスマス」。 この作品のプログラムに倉本聰が寄せた短文があるのですが、これがちょっと凄いので全文引用します。 幽霊がいないと言い切るあなた。 スプーン曲げはトリックだと、居丈高に科学をふりかざすあ
最近、夜勤明けで映画を観るのがとんとキツくなりました・・・。 でも、今観とかないと絶対に損するよなあ、と思い直して眠気をこらえつつ足を運びました。 「セッション」。 眠くなるどころか、頭を何度もド突かれて「寝るなコラぁ!」と怒鳴られ続けて
杉浦日向子の原作は未読なのですが、「クレヨンしんちゃん」「はじまりのみち」の原恵一監督作品と聞いて大急ぎで観てきました。 絵師・葛飾北斎とその娘・お栄の日々の暮らしを淡々と描いた本作、さほど大きな事件も起こらずドラマチックな展開もなく、極
「アーティスト」でアカデミー賞を総なめにしたミシェル・アザナヴィシウス監督の新作は意外にも、チェチェン紛争を題材にした極めて重い社会派ドラマでした。 大国のエゴによって虫けらのように踏みつぶされていく小国の人々。親を殺され行き場を失った夥
昨日、ふらりと寄ったDVDショップに、ジョン・ファロー監督(ミア・ファローのおとっつぁん)、レイ・ミランド主演の「大時計」が置いてあったので電光石火の早業で購入。 ケビン・コスナー主演の「追いつめられて」が本作のリメイク作であることは多くの
1975年度アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー賞を受賞した「ハーツ・アンド・マインズ ベトナム戦争の真実」を観てきました。 以前からタイトルだけは知っていて、何とか見る機会はないものかな、と思っていたんですが、まさか新宿武蔵野館で上映