「逃げるは恥だが役に立つ」原作、1〜8巻、まとめ買いしてイッキ読みしました。 いやーオモロい! 思わず膝を打つ面白さでした。 つい先ほど雑誌連載が終了したそうですから、次の9巻で完結なんですね。うん、ちょうどいい長さだと思います。 数年前
さてさて、今年もベストテンを選ぶ時期がやってまいりましたー。 要らぬ能書きはおいといて、ざっと並べてみましょうか。 まずは邦画。 1 この世界の片隅に(6年の歳月をかけて作られたこの労作が公開されたこと自体が、もはや事件であります) 2
ああ、今年も観てしもうた。 岡本喜八監督、倉本聰脚本による、最凶のクリスマス映画「ブルークリスマス」。 UFOを目撃したために血液が青色に変じてしまった人たちの世界的増加におののいた各国政府が結託して「青い血の人間は敵だ」という民衆洗脳工作
お互いに問題を抱えた男女が「夫=雇用主」「妻=従業員」という契約結婚をし、それを周囲に秘密にしつつも、少しづつ絆を深めていくというラブ・コメディ、「逃げるは恥だが役に立つ」。 近年出色のドラマでありました。 ある秘密を持つカップルと詮索好
「ローグ・ワン」。 惹かれるタイトルじゃありませんか。 私流に訳するなら「ならず者一番隊」。 痺れるのう。まるで笠原和夫の「いれずみ決死隊」みたいじゃありませんか。 きっと、往年のスペシャル・フォースものの傑作「ナバロンの要塞」、「特攻大
先月受けた生活習慣病検診の結果が今日出たのですが・・・。 生涯最悪。 まあ、肝臓が多少イカれてるのはしょうがないっすよ。γーGTPとかGOTとかの数値が高いのは現実として受け入れましょう。 でもなー、尿潜血ってなによ? おまけに心電図に異常あ
カミさんに「マイマイ新子と千年の魔法」をやっと見せることができました。 「この世界の片隅に」の片渕須直監督が2009年に発表した作品です。 何度観ても清々しい気持ちになる、最上のジュブナイル映画ですね、これは。 大人の世界の暗い部分、残酷
今日は代休なので、テアトル新宿の初回で「この世界の片隅に」。 三度目の、すずさんとの邂逅です。 観るたびに思うのは「よくここまで原作のテイストをクソ正直に生かしつつ、映画ならではの解釈や描写を滑り込ませたもんだな」ということ。 私が一番好
傲慢な主人公が不思議体験をきっかけに改心。 ディケンズの「クリスマス・キャロル」をはじめ、枚挙の暇がないベタな設定。 他人(又は他の生き物)と人格が入れ替わってしまった主人公が元に戻ろうと奔走している間に「他者への敬意」を学ぶ。これまたベ
昭和20年3月の呉空襲のシーン。 あちこちで鳴らされる「対空戦闘開始」のラッパ。高射砲の発射音が鳴り響き、敵味方の戦闘機が頭上で空中戦を展開し、炸裂した砲弾の破片が雨のように降り注ぐ。 本作の主人公・すずさんと彼女の家族の前に突然姿を現し
今月初旬に筋断裂を起こしてから今日まで、ロフストランド・クラッチを使っておりました。 別名はエルボー・クラッチ。「カフ」と呼ばれる輪っか状の支持部で前腕部を固定し、握り手部分を握って支えることで負傷した足への負担を軽減する杖であります。
「泣いてばっかりでは、塩分がもったいないわい」 劇中、ヒロインのすずさんのご近所おばさんがさりげなく吐くこのセリフが、本作の全てを語っていると言っていいでしょう。 戦前・戦中・戦後の広島県呉市を舞台にした「この世界の片隅に」。 これは、「
今週末、故郷・徳島に帰省しておりました。 本当はもっといい時期に、例えば桜の時期あたりに帰りたいのですが、今の職にいる間はなかなか・・・ですね。 1日目は母と一緒に大麻比古神社へ。 予定では大麻山に登るはずだったのが、間抜けな私がひどい
さる11月3日、Perfume 6th Tour 「COSMIC EXPLORER」Dome Edition、ナゴヤドーム1日目に参戦してまいりました。 10年近く前、まだ駆け出しアイドルだった彼女達は、キャンペーンのため名古屋で汗だくになって狭い舞台に立ちつつ(あ〜ちゃん曰く「『
25年ぶりの「七人の侍」、ただただ素晴らしかったです。 志村喬扮する島田勘兵衛が、百姓達の頼みを聞き入れて野武士との合戦を決意するシーンは、何度観ても全身に鳥肌が立ちますね。 木賃宿でとぐろを巻いている博徒が、白い飯の入った椀を勘兵衛の
昨日「男と女 デジタル・リマスター版」を観て、どハマりしてしまったのが自分でも不思議。 私はこの作品の何が気に入ったんだろう? あっちこっちで画像を検索してみて気づきました。 「男と女」が、初秋から冬にかけての物語だったからです。 私は
あの有名な「ダバダバダ〜♪」のメロディが再びスクリーンに! ということで、永らく敬遠してたクロード・ルルーシュ監督の名作「男と女」の製作50周年記念デジタル・リマスター版を観てまいりました。 なんだよこれ面白いじゃん! 終映後、思わずカミ
午前十時の映画祭7にて上映の「続・夕陽のガンマン 地獄の決斗」観てきました。 ここには変にガチャガチャした格闘シーンなどありません。 カメラを振り回したり、無意味にズームアップすることもありません。 現実には当たりもしない「2丁拳銃での銃
「高慢と偏見とゾンビ」観て来ました。 まあ、はっきり言って不出来の部類ですね。 ジェーン・オースティンの「高慢と偏見」の物語や人物相関はそのままに、人類とゾンビとの戦いというトンデモな発想をぶち込んでしまうという大胆さはお買い得。というか
昔の日本映画なんて、古くさくって野暮ったくて、なんかタルそう・・・、などと思っているそこのアナタ! 中平康脚本・監督の昭和35年作「あした晴れるか」を御覧なさい! こんなにオシャレで軽快で愉快痛快なラブコメ、今の日本映画じゃまず拝めません
「ハドソン川の奇跡」観てきました。 これを観たら、懐かしの航空パニック映画「エアポート77」(画像左)を観たくなりましたな。 とても真面目な映画なんで真面目な感想を書かねばならんところですが、なにしろ50過ぎても頭ン中は中坊のままなんで、
朝からいやーな雨が降っておりましたが、茨城の田舎から新宿まで約2時間かけて、「レッドタートル ある島の物語」を観に行きました。 シンプルな絵柄と物語の中に「生命の深淵」を静かに描いた、映画というよりは「映像詩」と言ったほうがいいような神秘
この3連休を利用して、八ヶ岳山嶺の天狗岳に・・・行くつもりだったのですが、秋雨前線と台風の影響のダブルパンチで悪天候に見舞われ、登頂をあきらめて帰ってまいりました。 でも、しっかりと山小屋ライフは楽しんでまいりましたぞ。 今回はしらびそ小
のんちゃんがブログで「この世界の片隅に」制作現場のレポートしてる! うう、はやく本編観たいなあ。11月12日の初日、勤務が入ってなきゃいいんだけど。http://lineblog.me/non_official/archives/10717804.html
先週に引き続き、渋谷シネマヴェーラにて「鈴木則文復活祭」。 今日のお題は「不良姐御伝 猪の鹿お蝶」と「忍びの卍」。 「猪の鹿お蝶」は、とにかく池玲子の脱ぎっぷりが素晴らしくて! 一糸まとわぬ姿での雪の中の立ち回り(それをスローモーションで
今日、「君の名は。」再見してきました。 初見でとても感心した作品ですが、二度観ると「あれ?」と思う箇所が二つありました。 まず、主人公の瀧と三葉に出会う必然性が設定されてないこと。 二人の心と体がなぜ、入れ替わったのか? しかも時間という
はい!今日の私のバースデイ・イヴェント。 それは、「鈴木則文復活祭」in 渋谷シネマヴェーラ! あの「トラック野郎」シリーズで知られる鈴木則文監督の珍作・奇作をずらりと揃えた企画なのであります! 今日、私が観たのは「緋牡丹博徒 一宿一飯」「
世評高い「君の名は。」、観てまいりました。 予告編を観ても「なあんだ。大林宣彦の『転校生』ネタをまたやるのか」と、さほど食指が動かなかった本作。でも、いつもお世話になっているササユリカフェのマスターが「是非に」と勧めてくださったので足を運
珍しや、アイルランドのアニメです。 「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」、とても静かで優しくて、心温まる作品でした。 こういうアニメーション作品って、何となく「堅苦しいアート系作品」みたいに受け取られ、敬遠される傾向がありますが、とんでも