岡本喜八監督、倉本聰脚本の異色SF「ブルークリスマス」。
この作品のプログラムに倉本聰が寄せた短文があるのですが、これがちょっと凄いので全文引用します。
幽霊がいないと言い切るあなた。
スプーン曲げはトリックだと、居丈高に科学をふりかざすあなた。
UFOは絶対に存在しない、宇宙人などいるわけがないと、傲慢に断定してはばからないあなた。
多分、あなたは正しいでしょう。
いつもあなたは正しかったし、いつも我々のリーダーでしたから。
今後も僕らはあなたの意見に信じてついていくことといたします。
しかし。
万一将来あなたの意見が誤っていたことが証明された時。
その時、責任はとってくださいね。
ごめんなさいでは僕らは済ましません。
許してやるにはあなたは現在、あまりにも自信家であまりにも傲慢です。それが地球という小さな星の、微かな時の中の知識でしかないのに。
この言葉、現在の政権のトップにいる連中や彼らの信奉者にぶつけてやりたいものです。
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