2015年もあとほんの数時間ですね。 今日はずいぶん前に録画してそのまんまになっていた、井上ひさしの遺作「組曲虐殺」を観ました。 作家・小林多喜二が官憲によって殺されるまでをユーモアを交えて描いたこの音楽劇、安全保障法案なるものがでっち上
思えば、昨年の今頃は新宿ミラノ座ラストショウで盛り上がっておったのですねえ。あれからもう1年ですか、月日の経つのは早いものでございます。 いよいよ年末ということで、今年の邦・洋ベストテンを作ってみました。 まずは邦画から。 1 母と暮らせ
今年の劇場映画鑑賞の締めくくりとして、「若尾文子映画祭 青春」で上映中の「東京おにぎり娘」と「最高殊勲夫人」を観てきました。 「東京おにぎり娘」はタイトルからして健気なヒロインの明るく楽しい細腕繁盛記なのかな、と思っていたのですが、意外に
新・午前十時の映画祭にて上映のフランク・キャプラ監督作品「素晴らしき哉、人生!」を観てきました。 アメリカ製クリスマス映画の古典中の古典であります。 この映画、ファンにはよく知られているように、実に多くの作品に引用されております。 中
立川の極上爆音上映で「スター・ウォーズ フォースの覚醒」を観てまいりました。 まだ未見の方も多いことでしょうから、当たり障りのないことだけ書きますね(何しろネタバレされたことで怒って銃で友達を脅しちゃったというアツい方がアメリカにはおられ
今年の我が家のクリスマスイヴェントは渋谷シアターコクーン「漂流劇 ひょっこりひょうたん島」でした。 演出・串田和美、脚本・宮沢章夫、音楽・宮川彬良で、出演が白石加代子、小松政夫、山下リオ、安蘭けい、井上芳雄という豪華な面々による芝居なんで
昨夜遅く、久しぶりに「スター・ウォーズ」1作目(劇場初公開版でなく、後でいろいろいじくられたバージョン)をDVDで再見しました。 シリーズで一番面白いの、やっぱりこれですよね。 なぜかというと、この作品が極めてシンプルで夾雑物のない、まっす
お正月映画シーズンのスペシャル感を少しでも味わいたくて、久しぶりにピーター・ハイアムズ脚本・監督の「カプリコン1」を観ました。 世界初の有人火星ロケットを巡る謀略に巻き込まれた三人の宇宙飛行士と、異常な事態に気付いたジャーナリストの活躍を
山田洋次の作品にはよく、様々な困難や障害に苛まれた、ぶきっちょな男女の恋が描かれます。 初期の作品「下町の太陽」をはじめ、「男はつらいよ」シリーズ、「幸福の黄色いハンカチ」、近い所では「東京家族」など、例を挙げればもう、枚挙に暇がありませ
山田洋次が長崎の原爆を題材とした渾身の最新作「母と暮らせば」を観て来ました。 本筋とはあまり関係がないのですが、強烈に印象に残ったエピソードがあります。 長崎の小学校に奉職する女性・佐多町子は、教え子の少女を伴って復員局という役所に行きま
明日は12月8日。74回目の「日米開戦の日」であります。 そんなわけで、今夜は「トラ・トラ・トラ!」のDVDを観てました。 今観るとこの作品の、日本側のパートの俳優陣の素晴らしさには驚嘆せざるを得ません。 山本五十六役の山村聡をはじめ、東
肉汁たっぷり! 背脂こってり! 前菜、デザート必要なし! あるのはお肉のメインディッシュのみ! そのかわり「社会派」という名のワサビが利いてて、鼻にツンとくる! 「グリーン・インフェルノ」、最高の御馳走でしたわ! 森林破壊を止めるべく先鋭