意欲作「ダンス・ウィズ・ミー」が作品的にも興行的にも不発に終わってから約7年。 もう新作を撮ることはできないのだろうか、と思ってましたが、矢口史靖監督はなかなか意外な形で戻ってきましたね。 「ドールハウス」、快作でした。 以前「WOOD JOB!
ようやく観ることができましたよ「国宝」。そこに至るまでは最悪でしたが・・・。 まず、家を出た後でメガネを忘れたことに気づきました。 時間ないし、邦画だから字幕読まなくていいし、メガネなしでいいや!と思ってチャリのペダルを踏み込んだら、チェ
昨夜は新国立劇場にて、バレエ「不思議の国のアリス」観てきました。 なんじゃこりゃー! 超絶ハイスペックのスーパー・エンタテインメントじゃねえか! 3幕構成で休憩込みで約3時間の舞台でしたが、もう、目が釘付けでしたよ。あっという間。ひたすら
世評高い「国宝」を差し置いて観てきました。 「We live in time この時を生きて」。 今んとこ、今年一番の作品だと思います。もう、最高かよ! いわゆる難病&余命ものなんですが、フツーに作れば割とフツーに泣けるお話でしかないんですよね、これ。
一年に一度のお楽しみ、熱海五郎一座の新橋演舞場公演。 今年も行って参りましたよ。 今回は料理と復讐の物語、題して「黄昏のリストランテ 復讐はラストオーダーのあとで」。 一流シェフだった父を陥れて店を奪った男への復讐に邁進する女性料理人を中
先日リリースされた「遠すぎた橋」TV吹替音声追録収録版、購入しました。 これ、特典映像がものすごいですね。6時間を超える分量で、とてつもない充実ぶり。 驚いたのは、2024年に新たに編集・収録されたというメイキングやインタビューが入っている
「ミッション:インポッシブル ファイナル・レコニング」、先行で観てきました。 満足満足、大満足でしたわ。 まあ、2時間50分は流石に長すぎだとは思いますよ。せめて2時間20分くらいにはまとめて欲しいもんです。でもここまで活劇的ゴチソウをフル
「サブスタンス」、堪能いたしました。 テリー・ギリアムの「未来世紀ブラジル」でも描かれた、グロテスクなアンチエイジング。それが行き着く先を情け容赦なくスクリーンに叩きつけた、現代の怪奇譚。 今こそ広く見られるべき作品ですね。 骨格自体はと
そうそう、NETFLIXで「ウォレスとグルミット」の新作が観られるんじゃん!ってことを唐突に思い出し、早速カミさんと一緒に観てみました。 「仕返しなんてコワくない!」。傑作じゃん!! 「ペンギンに気をつけろ!」で悪の限りを尽くし、ウォレスとグル
ついに配信スタート。 リメイク版「新幹線大爆破」。 期待しつつも不安ありあり、でしたけど、うん、面白かったですぞ。 これはやはり劇場公開して欲しいなあ。配信オンリーなんてもったいないでしょうよ。なんならIMAXでやってくださいな。こう言うのは
今週は色々精神的にせわしかったのですが、その合間をぬって2本観てきました。 まずは「シンシン SINGSING」。 今年のアカデミー賞授賞式を観ていたらこれが何部門かにノミネートされてて、観たいな、とは思ってたんですよ。でもどうせ配信オンリーなん
主演が広瀬すず、杉咲花、清原果耶だから、という理由だけで観ました。 タイトルが「片思い世界」なので、三人三様の片思いを描いたラブストーリーなんだろうな、と勝手に思ってました。 それがまあ、何とも・・・。 こういう話でしたか。 なるほど、「
本当は「片思い世界」の感想を書くつもりでしたが、今日はやめときます。 腹立たしいことがありましたので。 NHKのETV特集「フェイクとリアル 川口 クルド人 真相」の再放送が中止になりました。 放送当日に、いきなりです。 放送予定は今のところ、
ミュージカル仕立てであることと性適合手術を扱った物語であること。 この2点以外の情報は一切入れずに観ました。 こういう作品だったか、と驚き、打ちのめされました。 「エミリア・ペレス」、とてつもなくエキサイティングな力作でしたね。堪能しまし
戦後80年記念番組として製作されたNHKアニメ作品「COCOON」。 2年以上の製作期間を経てようやく完成し、昨夜BSで先行オンエアされました。 想像と期待を超えた、素晴らしい作品でした。 この作品は、沖縄戦とその状況下で犠牲となった女学生たちのこ
はー。やっと観られましたよ「教皇選挙」。 観てわかりました。確かにこれは、迂闊に語れませんわ。ネタバレ注意案件です。 前半における中傷、買収、情報隠しの泥試合についてはまあ想定内でしたが、中盤以降のツイストの連続と、ラストのダメ押し一発に
スルーするつもりでしたが、観ちゃいました。 「白雪姫」、面白いじゃないですか! まず、冒頭での群衆によるミュージカルナンバーの見事さに驚きました。「美女と野獣」に勝るとも劣らない素晴らしさで気分を高揚させてくれます。しかもここでは「政は徳
以前、舞台版が日本で上演された時は、またおのぼりさん向けの大作ミュージカルか、とスルー。映画化の話を聞いても全く食指が動かなかったのですが・・・。 我、誤てり、という感じですね。いやー、まさかこういう話だったとは。 世界が凄まじい勢いで狂
本年度アカデミー賞長編アニメ賞受賞の「Flow」。 ようやく、観られました。 思えば本作のチラシを近所の劇場で見かけたのは昨年の秋。 このビジュアルに猛烈に惹かれて、公開を待ち望んでいたのですが・・・、予想に違わぬ素晴らしい作品でした。 ここ
これが、音に聞く「地獄の逃避行」もとい「バッドランズ」でありましたか。 テレンス・マリック監督のデビュー作、ありがたくスクリーンで拝見いたしました。 無軌道な若者の殺人行脚を題材にしながら、作品の手触りは静か、穏やか。春の陽光の下でまどろ
今日は私たちの29回目の結婚記念日。 ということで、カミさんの希望で「あめだま」を朝イチで観てきました。 今回のアカデミー賞短編アニメ賞ノミネート作品です。 受賞はしなかったけれど、これはとても素敵な作品。できれば多くの方々に観て欲しいな
「リアル・ペイン 心の旅」。 全編に流れるショパンのピアノ曲が心に沁みますね。 素敵な作品でした。 ポーランドのユダヤ人強制収容所をはじめとする史跡を巡るツアーに参加したデイブとベンジーの二人組。従兄弟同士の彼らは性格も生き方も正反対です
あの小倉久寛が昨年、70歳になったのですね。 で、開催されたのが「小倉久寛生誕70年記念コントライブ ザ・タイトルマッチ3」。 5本のコントと、三宅裕司との幕間の雑談(?)で構成された、最高に楽しい舞台でありました。 冒頭のナレーションが
「セプテンバー5」観ました。 1972年ミュンヘン五輪の選手村で起こった、黒い九月によるテロ事件。これをABCテレビの生放送クルーの目を通して描いた、メディア映画の秀作でしたね。 作品は徹底してABC側のポジションからはみ出ず、テロの是非につい
先日「パピヨン」を再見したらフランクリン・J・シャフナー監督作品を観返したくなったので「パットン大戦車軍団」と「ブラジルから来た少年」を引っ張り出しました。 どちらも見応えある作品で、充実した時間を過ごせましたね。 先日観た「ショウタイム
あぶねえあぶねえ。 東京新聞の小さなコラムで紹介してくれてなかったら、見逃すところでしたよ。こんな作品がほぼ話題になることなくひっそりと公開されてるなんて。 「ザ・ルーム・ネクスト・ドア」。 厳粛なテーマを持った作品でありながら穏やかさと
テアトル・クラシックス第5弾として上映された「パピヨン 4Kリマスター版」観てきました。 何年か前に午前十時の映画祭でも上映されてましたんで本当は久々と言うほどでもないんですが、よりクリアになった映像と音響は体験しておきたいなと思って足を
「敵」、世評に違わず見事な作品でした。 昨年還暦を迎え、嫌でもこれから迎える老境と向き合わねばならなくなった今、これはとても身につまされる物語ですね。 主人公が男性なので、男性特有の煩悩や煩悶が描かれてはおりますが、ここで表出する様々な事
昨年12月に公開されて以来、大入りが続いているという「どうすればよかったか?」。 ようやく、観ることができました。 こんなに重くて厳しい作品が、どうして多くの観客を集めているのか。 やはり誰もが「家族」というものの呪縛に、程度の差こそあれ