数日後。PV撮影の後半撮りが行われた。撮影は休み時間と放課後の様子を撮影する。授業中の風景は自分達も授業なので撮れない。
もちろん体育の風景も。
その筈なのに。
響介が撮ってきた画に授業風景や体育の授業風景も撮影されていた。しかも数メートルくらいの近距離で。一体いつ撮られたのか。そしてどうやって撮られたのか?全く3人共撮られているよいう気配は全くしなかった。
響介「どうやって?企業秘密さ!!」
と響介は言うが・・・・まぁ撮影内容に体操着に着替える内容はなかったのとりあえずそのまま使う事にした。
輝莉「一体いつ撮られたんだろうね?」
乃愛「わかりません。ですが周りに気を使ったほうがいいかもしれません」
星名「えー。気疲れしちゃうよー」
響介「そうそう。自然体の君達じゃないと撮り甲斐がないからね。ゲスゲスゲス」
鳴鈴「悪どい顔になってるわよ。あと笑い声が下衆の極みよ」
響介「何を言っちゃってるんだい?オレっちはいたって紳士だYO!!」
「紳士と書いて、他の読み方しそうだよねー」
そう言って部室に入ってきたのは速水流奈。ニコニコしているが笑顔が引きつっている。確かに、紳士と書いてなんて読むか分かったものではない。
乃愛「速水先輩。お疲れ様です」
燿「彼女には今日から、PV用の曲の振り付け指導を頼んでいる。3人共しっかり練習に励んでくれ」
星名「はーい」
グラウンドで振りの練習が始まった。速水先輩はニコニコして指導し、丁寧な指導だった。この日出来ない箇所は個人練習という宿題となった。流奈は3人が帰った後、部室へと戻っていく。部室には燿とアイリーンがいた。
アイリーン「どうでした。3人の出来は」
流奈「悪くはないかな。ちょっと乃愛ちゃんが練習量増量が必要かなってくらい」
燿「そっか。じゃあそろそろ曲も入れられそうかな」
流奈「あと何日かは必要だと思うよ?」
燿「了解」
PV用の曲収録まで間もない。輝莉達は間に合わせられるだろうか?
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