ケツバット（6）/ＳＳ

ゲームセンターに足を踏み入れた凛花はまず、向日葵達につれられてガンシューティングをやる事に。


「今プレイヤー多いんだじぇ」と紹介してくれたガンシューティングゲームは、『機動戦士ニャンダムＬＥＧＥＮＤ』。テレビアニメ『機動戦士ニャンダム』シリーズの猫型モビルスールが宇宙や陸で戦うロボットアニメである。人間ドラマも描かれており、そこも見どころの1つでもあるが、戦うロボットが猫型なので、シュールな人間ドラマ模様のロボットアニメで、ゆるい人気がある。


そしてその起動戦士ナｙンダムのガンシューティングゲームが今紹介されたものである。何インチあるか分からがないが大画面で猫型ロボットが陸で戦っている。’ＢＯＯＳＴ’と書かれて表示されているゲージの分だけ飛べるらしい。右型には武装と弾数が表示されている。これはなくなると戦えなくなるのではなく、時間で回復するものらしい。左下には使用機体の耐久度が表示されており、0になると破壊されて、左上のゲージがなくなると負け、という事らしい。ゲーム筐体には3つのコントローラーがあり、左右にガン型コントローラーがあり、それで敵を撃つらしい。むかしはターゲットロックというものが表示され、撃てば敵に飛んで行ったらしいが、今はそれがなく、射撃能力が重視されている。ヘタでは充てる事もままならない。そして敵も立ってそれをただ食らうわけではなく避けたりシールドをもつ機体は盾で防御したりするので、その辺り、避けるのも考慮して撃つ事も必要になる。


というちっちゃ可愛い小学生達の説明だった。


初心者にはハードルが高すぎやしないだろうか。みたところ、女性プレイヤーもいないことはないが、割合的には男が9、女が1。殆どが男性プレイヤーだ。女性もちょっといるのも驚きだが、その理由は・・・・



パイロットがイケメン。イケメン男子が猫型ロボットに搭乗して戦うというシュールさも女性プレイヤー獲得の理由だろう。そして、猫型ロボットも可愛い。凛花はどちらかというと、イケメン男子より猫型ロボットに興味があった。



・・・・ちっちゃかわいい小学生といい、猫型ロボットに興味があるといい・・・・凛花は常に凛としているが、実は可愛いもの好きなのかもしれない。



「おねえさま〜。やってみてくださいですぅ」

「初心者では大変かとおもいますけど、お姉様にもきっと気に入るゲ＾−ムだとおもうです」


凛花「しかし私は銃は・・・・」


向日葵「りんりんの得意なものもあるのら。ほらほら」


と向日葵が指差した筐体をみると、男性が剣型コントローラーを振り回している姿がみえた。どうやらビームライフルを撃つだけのゲームではないようだ。


凛花「・・・・剣もあるのか」


「お姉ちゃんは剣がお得意なのですか？」

「わ〜♪イメージに合う〜〜♪」

「お姉様は女剣士なのですね〜。かっこいいですぅ」


向日葵「ビームサーベルとビームライフル、機体によってはほかにもあるけど、それで戦ううにうに。りんりんもやってみるのら」


凛花「色んな？たとえば剣が強い接近戦型もいるのか？」


向日葵「うにに。たしかいたはずなのら」


向日葵達は筐体が数台ある横の’待ち順番シート’に名前を書き、ＰＯＰに登場機体の武装が紹介されていた。そこから接近戦特化型を探し、順番を待った。



---------------------------------ＳＣＥＮＥ（6-2）へ-----------------------------