かつては一本歯下駄で稽古し、今でも練習や本番の時は2本歯の下駄を愛用していますが、玄関先にいつも置いてあるのも下駄。
それも亡くなった父が履いていたもので、逝ってしまったのが既に半世紀前なので、おそらくもう60年は軽く経っている。
新聞を取りに行ったり、回覧板を隣に持って行ったり、荷物を受け取ったり、と玄関先で済む用事の時に活躍してくれている。
家族誰でもが履けて、かつ置きっぱなしでもなんとなく絵になるしね、と思ってずっと使ってきたものです。
鼻緒もユルユルなので、ソックスを履いたままでも先っちょだけつっかけてカラカラ言わせてた。
でも流石にもう殆ど歯がすり減ってしまったので、以前から、そろそろ新調したいと思っていたのですが、中々下駄を売っているお店がない。
たまに百貨店の催事で見かける事もあるけれど、5000円以上と結構なお値段。
まだ使えるし、まあいいか、と何年もそのままに。
それが本日久しぶりに家の片付け後出てきた諸々を持ってリサイクルショップにいったところ、1000円で新品を売っていた。
これは、もう買うっきゃないね、とレジに持っていったところ、
「本日、和装関係は半額です!」ということで500円に。
更には、買ったばかりの保冷バッグに詰め込み過ぎてファスナー部分が破れてしまったので、それも探してみたら、こちらもタグの付いた新品が500円。
今度はマチも広く、口を紐で縛るタイプなので、丈夫そう。
必要なものが見つかった上、1500円のつもりが、1000円となったこともあり、嬉しい。
片付けすると良いことがあるものです。
ちなみに持参したのは、旅先で買ってはみたものの、殆どしまい込まれたままの民族楽器の笛やカスタネットみたいなもの等が7個で700円。
お洒落なお菓子の空き缶や、色々もらって余っているカレンダー3つで100円。
夫が昔買ったものの結局気に入らないといって、無理やり息子に押し付けて、息子も履くわけないのに、断るのも面倒くさいので、そのまま「へいへい」と自分のクローゼットでずっと漬物にしていた新品のビジネス用革靴が600円。
合計1400円だったので、400円の黒字となりました。
父の下駄を玄関に置くことで、何かしら家と家族を護ってもらっていた気もしていたので、新しい下駄を父の下駄にくっつけて挨拶してそのお力を写し頂いてから、感謝と共に父の下駄は処分。
クリスマスの飾りもようやく片づけて、お正月の準備も。
今年はやけにのんびりできるなあ、と思っていたけれど、そういえば、去年は上野の奏楽堂で本番だったんだ!?と思い出す。
あれはあれで、夢みたいに素敵な師走でしたが、今年の師走もしみじみと良い師走です。
この一年、お世話になりました。
来年が皆さまにとって良い一年となりますよう、そして少しでも世界が良い方向へと向かうことができますよう、祈っております。
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