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2023年10月17日18:33

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文藝春秋のアニメ関連記事

遅ればせ、「君たちはどう生きるか」の作画監督、本田雄へのインタビュー記事を目当てに、文藝春秋9月号を購入。

「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の主戦力だった、天才アニメーターとも言われる本田雄が、宮崎駿の新作映画のためジブリに引き抜かれるまでに、ジブリとカラーの間で駆け引きがあったことは、文春オンラインの無料記事の範囲でも十分に書かれていた。ただ、有料記事の部分に何が書かれているか気になったので、金を出して読むことにした。

有料記事には、本田雄が宮崎駿と机を並べて仕事をした際のエピソードが書かれていて、それはそれで面白かったが、特に話のネタになるような過激エピソードはなかった。なお、インタビューは10月号にも続きが掲載されているようなので、それも買うつもりでいる。

文藝春秋は、ネットカフェには置かれていない。図書館で読むにしても、9月号には今年の芥川賞受賞作が掲載されていることもあって、貸出予約がいっぱいだった。なので、買う以外の選択肢がなかった。しかし、薄い本には1000円以上平気で出すのに、こういう分厚い本に1000円以上を出すのを躊躇してしまうのは不思議なものだ。

あくまでアニメ関連の記事が自分の目当てだったが、他にも興味深い記事があった。秋元康インタビュー連載記事だ。

秋元康は、ネットではいくらでも叩いていい存在という感じだが、一般人が知ることができる範囲では、実際に叩く材料がそう多くない。こいつ絶対にいっぱい悪いことをしてるだろうと思うけど、明確だと言えるのは、ドリキャスの宣伝費を私物化したことと、富野由悠季を怒らせたことくらいだ。

フォト

写真はインタビュー記事の一部だが・・・うーん、ゲラのチェックは当然としても、インタビュアーが生温い。そりゃ、本当に悪いことをしてても、そういう話は表に出てこないものだろうけどさ。でも、表に出てこないだけで、あるとは思うんだよなー。だって、芸能界の人の話として、秋元康がいい人だとか、この人を好きだという声が、あるということすら聞いたことがないんだもの。ジャニーズよりも深い闇と高い壁があるんだろうなー。

ちなみに、9月号には映画ファン的にも面白い記事が、他にもあった。山田洋次監督の対談、小林旭インタビュー連載、そして映画THE FIRST SLAM DUNKに熱狂する中国事情など。

中国が78年の改革開放政策に転換し、鎖国状態から一気に海外文化が流入し、その時、日本のアニメのスラムダンクで描かれていた青春・・・学生の部活動のこと、目標に向かって努力すること、そのために仲間と力を合わせること、何もかもがそれまでの中国には存在すらしなかったもので、それらに触れた当時の若い中国人は、大きな衝撃を受けたのだという。スラムダンクに憧れた中国人の多くは、大人になって現実の壁にぶち当たって、必ずしも夢は叶わないことを思い知らされた現在、新作のスラムダンク映画を観ることで、どのように思い感じているのか、という分析は、なかなかに興味深かった。湘北も山王戦の後に負けちゃうしね。

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