東京都の西にある高尾山は
標高599mの低山である。
私は3000メートル級の山に登るときに、
決まって足を慣らするためにこの山を選んでいた。
その時でも、決して軽装で登ることはしなかった。
なぜなら、コースは6つほどあったが、
登山道はごつごつした岩が露出していたり、
木の根っこがうねっているので油断できないからだ。
季節によって水が流れてぬかるみになっているところもあり、
そんなときとくに手強いのが露出している木の根だった。
ミシュランガイドで星をもらったということで、
昨今は、高尾登山は人気があるが、
登山客の履き物にはいつも気になっていた。
ぎりぎりスニーカーならまだしも
サンダル履きが多いのには驚きだ。
サンダル履きは
明らかに低山だからと、山をなめている。
つんのめって思わぬ怪我をしている登山者が
ふえているというがそれも頷ける。
ケーブルカーで昇るにしても、
頂上までの登山道は、それなりに変化もあり
思わぬ事故にあいかねない。
低山をなめてはならない。
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