今から53年前の1970年、
「人類の進歩と調和」、そんなテーマで開かれたのが
大阪万博だった。
私は、万博に強い疑念を持っている一人だったので、
大阪に足を運ぶことはなかった。
その後も名古屋万博があったが
こちらにもまったく興味を抱かなかった。
なぜなら、人類の進歩は地球の環境を蝕み、
その進歩によって人類は調和するどころが、
分断と格差にあえいでいるからだ。
万博とは、人類の愚かさと欲望の象徴である。
膨大な費用をかけて、見学にやってくるインバウンドの
落とす金を当てにする、巨大なイベントにすぎない。
そんな実像を見抜いているのか、いないのか、
2025年に開催される大阪万博で、外国パビリオンの建設が
全然進んでいないと、危機感が高まっている。
国の面子にかけて、最後は開催するだろうが、
万博(五輪とカジノも含め)の役割は、
すでに終わっているのではないか…、
そのように思えてならない。
ログインしてコメントを確認・投稿する