中国が狙う琉球

台湾情勢は緊迫の度合いを高めているようだが、
習近平首席は、台湾どころか琉球をも狙っているらしい。

琉球とは沖縄を中心とする島々の古い呼称で
中国政府は、琉球は清国から日本が奪ったもので
地政学的には自国のものだと考えている。

地政学といえば、ロシアのウクライナ侵攻と同じで、
もともとは大ロシアに対してウクライナは小ロシアといわれるほど
密接なつながりがあったというのが侵攻の背景にある。

中国が台湾統一に走れば、当然、沖縄米軍が黙っていない。
中国が琉球を敢えて取り上げる狙いは、
日本国民に揺さぶりをかけて、沖縄本島から
駐留米軍を退去させることにあるというのだが…。

奇想天外に思えることでも
共産党による一党独裁国家だから、党がこうだと決めると、
国を挙げて実行に移す怖さがある。

日本はまるで対岸の火のように台湾問題をみており、
米中対立が、日本にどんな影響があるのか
正直言ってあまり危機感がないようだ。

習近平体制の怖さは、プーチンどころではない。
外交という正解のない問題を日本政府は苦手にしている。

外交の岸田と言われて日本の首相になったけれど、
米国のいいなりまんまに反撃能力や防衛費倍増を決めた現実を考えると
この人に国を任せておいて大丈夫かと不安になるばかりだ。