東京五輪招致のときの
女性プレゼンテーターの印象的な一言
“お・も・て・な・し”の意味が
いまになったあらためて何か予言めいていたように思える。
コロナ禍で開催が2021年に延期され、
1年が経って、その舞台裏が、暴き立てられている。
主役の元理事の高橋とAOKIの役員による贈収賄事件に発展し、
旧統一教会問題同様にニュース番組で
連日のように取り上げられている。
商業五輪がすべての元凶とされているが、
もともとは金のかかる五輪を民間企業の参加によって
持続的に開催できるようにしようという発想だった。
それが、いつの間にか儲かるスポーツビジネスと化して、
金儲けを企む有象無象につけいる隙をあたえてしまったのだ。
民間企業参加で成功したロス五輪では国の税金投入はなかったが、
その後の大会では、税金を投入しててでも
経済効果を考えると、国として十分ペイするという方向になった。
スポーツの美名のもとで、
電通の元専務であった高橋元理事が儲け話に関わったことが
今回の贈収賄事件の実態である。
だから、“お・も・て・な・し”の本当の意味は“表(おもて)なし”で、
“う・ら・ば・か・り”による五輪開催を予言していたのではないか、
思えてならないのだ。
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