安倍元首相の銃撃事件で、
旧統一教会問題が再びクローズアップされているが、
もう一つ、警察庁長官の過去も蒸し返されている。
奇しくも、安倍元首相が銃撃された8日の
一日前、7日に女性ジャーナリストへの強姦で、
訴えられたいた男性ジャーナリストに対して、
330万円の賠償が最高裁で決定した。
これは、民事裁判であったが、
女性は刑事告発をしたのだが、
これを握りつぶしたのが当時刑事部長であった
現在の長官である。
男性ジャーナリストが安倍元首相に近い人物で、
元首相に忖度したといわれてきた。
その後の人事でなぜか長官になったことも
このお陰だったのではないか、取りざたされてきた。
結局、民事で有罪となったことを考えると
刑事部長の立場で正義を行使できなかったと
批判されても反論できるだろうか。
警察OBによるとこの長官になった人物は
元々交通課関連畑の官僚で、
警備畑の経験もなかったと言われている。
安倍元首相に贔屓にされ出世したのだが、
結局、恩人の命を守ることができなかったことになる。
長官は痛感の極みと責任を重く受け止めてはいるようだが、
きびしい言い方になるが、正義を貫けなかった資質が、
招いた結果であると言えるのではないだろうか。
なぜか、25日には、元首相の妻が乗っていた警護車両に、
後からもう一台の警護車両が追突したという。
政治家にモラルを求めるのは八百屋でお肉を求めるようなもの
というたとえ話があるけれど、警察に正義を求めることも
もう難しくなりつつあるのだろうか。
やれやれである。
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