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2022年07月05日06:02

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今度は60発の銃弾

2020年、警察官が逮捕時に被疑者の頚部を膝で押さえて
窒息死させた事件によって、
全米でBlack lives matter運動が起きた。

アメリカの警察官による、黒人差別の象徴的な事件だったが、
その後も決して減少しているわけではない。

そして、先月27日、オハイオ州で警察官による
黒人への信じられないような射殺事件が起き、
警察官のウエアラブルカメラ映像が公開された。

軽微な交通違反で車を止められた25歳の黒人男性が
自動車から走って逃げたのだが、
追跡した警察官によって銃撃され、
なんと彼の身体には60発の被弾が確認されたという。

警察官によると車から発砲があり、その後逃走し、
男性が振り向いたときに銃を構えているように見えたので、
射殺したという。

しかし、その後の調査で、
銃は車の中に残されており、男性は丸腰だった。

60発もの銃弾を撃ち込むことに、どんな意味があるのだろうか。
逮捕ではなく射殺することが目的だったとしか言いようがない。

黒人を人と思わない残虐性を感じる。

複数の警察官がいながら、
誰ひとり止めようとする者はいなかったのか。

まるでヒステリー状態で引き金を絞り続けたような、
身の毛もよだつ、恐ろしい狂気を感じる。

アメリカは、先進国であるが、人命、人権尊重の面では、
もっとも巨大な後進国であるといわざるをえず、
中国の少数民族弾圧を非難する資格はない。
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