曲学阿世という四文字熟語がある。
学問の真理を曲げて、世間に気に入られるようにする、
という様な意味だ。
とくに阿世の阿(おもねる)は、
相手のご機嫌をとり、なんとか気に入って欲しい、
なんともいやしく、慎むべき行為のひとつである。
21日に衆議院予算委員会で、
与党に野党の国民民主党が賛成をして
予算案は可決された。
野党の国民党が賛成に回ったのは、
国民党が提案したガソリン税の対応に自民党が前向きの姿勢を
示したことを評価したからだった。
玉木代表は,“是々非々”の対応だと胸を張った。
しかし、是々非々とは、一部を認めたから全体を認める
という意味では断じてない。
予算委員会は、内閣を信任するかどうか重い存在である。
アレを認めたからから全体を認めるというような軽い判断は
許されていいはずがない。
“是々非々”の対応とは、何でも反対する野党への国民の批判を
かわすためにとった玉木流の戦略らしいが、
これを阿るといわずしてなんというのか。
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