ロシアは繰り返すドーピングによって
五輪への国としての参加が認められていない。
しかしながら、ロシア五輪委員会(ROC)として
選手個人の参加が認められている。
今回のフィギュアスケートのワリエワにかんする
ドーピング疑惑は結局、15歳という年齢故に、
出場停止は解除されたが、なんとも曖昧な結論だ。
ワリエワ選手本人に責任能力はないということなら、
たしかに出場資格を剥奪することは難しいかもしれない。
では、彼女にドーピング薬を使わせたのは誰なのか。
そこが明確にしないまま、幕引きが許されていいのか。
ロシアは国ぐるみでドーピングを繰り返してきた。
それが一向に収まっていないことを、
今回のワリエワ選手の事件で証明されたことになる。
大国に忖度して、曖昧な結論を積み重ねてきたIOCの
責任は決して小さくない。
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