世の中は一握りの金持ちと大多数の貧乏人の
2種類しかいないのか、と思いたくなるような数値だ。
100人を超える経済学者の国際研究会の結果によると、
地球人類の約1%、8千万人が、
全地球の富の4割を保有しているという。
その中でも上位の2750人だけで3.5%、
金額にすると1490兆円を占める超金持ちだ。
コロナ禍で、景気を下支えするために
市場に大量の資金が投入されたことで、
株式などの資産価値が急騰したことが影響している。
とにかく金持ちは限りなく金持ちになるという
資本主義のシステムで格差がここまで広がった。
では、貧乏人のほうはどうか、
下位の50%の資産の合計はわずか2%だった。
格差がここまでくるといつ暴動が起きても
不思議ではない。
現代は金融資本主義といわれ、カネの亡者で溢れ、
物や情報以上に、金融資産が最優先される事態となっている。
解決方法は課税強化しかないらしいが、
実効性はあまり期待できそうにない。
研究会の報告では、
日本は世界に比べるとそれほどでもないが、
不平等は確実に広がっていると指摘している。
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