24日に投開票された参議院の二つの補選は
岸田内閣にとって初の国政選挙であり、
31日の衆議院の前哨戦として、位置づけられていた。
結果は、山口県は与党、静岡県は野党の
痛み分けとなった。
しかし、自民党は静岡県の敗北に
神経質になっているようだ。
2戦2勝を目論んでいたようで、
保守王国山口県は必勝間違い無しだったが、
どうも静岡県は思惑が外れたようだ。
5万票ほどの差で負け、自民党内部でも
接戦だ、健闘したとの評価もあったが、
問題は無党派層の7割が野党に一票を投じていたことが、
迫る衆議院選にどう影響するか気になるところだ。
しかも投票率が約45%と補選にしては高く、
無党派層が、野党支持にむいていたことは、
いままでの補選では特筆すべき点と言える。
野党共闘のカギを握るのは、
まさに無党派層の票の動き次第である。
31日の審判がどう下るか、今回の静岡県補選が、
政権への国民の意志を示すひとつの指針になるかも知れない。
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