突然解散、短期決戦。
これが今月31日に投開票される衆議院選挙の印象だ。
「新しい時代を皆さんとともに」が
自民党のキャッチフレーズだが、
与野党ともに、コロナで傷んだ国民生活の再建最優先で、
選挙の争点はさっぱりわからない。
しかし、私は新しい時代をつくるなら、
過去の問題点をきちんと精査するのが先だと考える。
安倍・菅内閣の8年がもっとも直近の過去である。
そこにはアベノミクスによる格差社会、
森加計、桜を観る会、1億5千万円の選挙資金問題など政治とカネ、
そして極めつけは東京五輪と後手後手に回ったことで
多くの国民の命が失われたコロナ対策がある。
これらをすべて詳細に調査し、
誰が責任者で、何が問題で、どう処理すべきだったかを
解明しないと、新しい時代になっても同じ過ちを繰り返す。
それは過去の歴史を見ればあきらかだろう。
未来とは過去の積み重ねの上に成り立つ。
過去の過ちを糺さないと、正しい未来は築けない。
実現できるどうか分からない目先のカネのばらまきを
争点にすのではなく、
誰もが分かっている過去8年を評価することに
重点を置いて一票と投じるすべきではないか。
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