菅首相が2050年までに
温室効果ガスの排出量実質ゼロを打ち出したら、
今度は小池知事が、2030年までに都内で走る、
ガソリン車ゼロを実現するとぶち上げた。
温室効果ガス排出量世界5位の日本は、
パリ協定にも署名しており、
2030年までに温室効果ガスの排出量マイナス26%を
目標にしている。
いまのままでは、とてもこの目標クリアはむずかしく、
菅首相も追い込まれての発言ともいえる。
都知事の発言も同じく、
人気取りのスタンドプレーとも受け止められている。
自動車業界が果たしてガソリン車から
EV車、HV車に切り替えることができるか、
技術的には可能かも知れないが、自動車価格の上昇は
避けられず、電力供給スタンドもまだ、ほとんどできていない。
車の価格が高くなれば、
自動車が売れない、消費者は買えないとなり、
景気への影響は避けられない。
ただし、ガソリン車時代が終われば、
エネルギーと温暖化問題を同時に解決でき
さらに新しい産業構造が誕生する可能性がある。
大衆車T型フォードが誕生してから約100年。
ガソリン車が牽引してきた資本主義は、
一気に様変わりすることが考えられる。
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