モザンビークに対する日本政府のODAによる
農業支援が、現地の農民の反対で中止になった。
この決定に茂木外務相は、
記者会見で記者の質問に「中止ではない完了だ」
と声を荒げていた。
来日してJICAに出向き、中止を何回も要求していた
現地で反対する農民代表は、
「日本政府は農業者と交渉して説明すべきだった。
今回の中止を感謝する」と述べている。
どうもモザンビーク政府は、
農業者を無視して、事業を進めていたようで、
現地の状況を考えないODAへの不満が高まっていたのだろう。
それにしても、「中止」を「完了」と言い替えたのは、
太平洋戦争中に「撤退」を「転進」と言い換えていたのと同じだ。
令和の時代になっても、
言い替えの伝統は継承されている。
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