WHOはコロナワクチンは効果が不透明だと言い、
日本政府は、GoToトラベルは良いけれど、
帰省はするなと言う。
その一方で、感染者はどんどん増えている。
沖縄はもう医療現場が危機に面し、
名古屋は独自に緊急事態宣言を発出した。
そんななか、「嘘のような話ですが」と切り出したのが、
大阪市の吉村知事の「ポビドンヨード」という
聞き慣れない言葉。
記者会見のテーブル上には
見慣れたうがい薬イソジンが…。
イソジンでうがいすると陽性者の口腔内のウイルスが
減少したと発言したことで、大騒ぎになった。
藁でも掴みたいほど疑心暗鬼に陥っていた国民が、
いっせいにドラッグストアに走った結果、
イソジンは知事の会見放送から
15分ほどで店頭から消えたそうだ。
我が家では、あちこち見つけてみたら一本出てきた。
だが、以前に水道水とイソジンでうがいしたら、
どちらも効果は同じだったと聞いたことがあり、
それ以来お蔵入りになっていたのを思いだした。
アベノマスクの時に首相側近は、
マスクを配れば国民の不安は解消するとささやいたそうだが、
ポビドンヨードにはそれなりの根拠はあったとされるものの、
吉村知事の発言は国民に誤解を生み、
徒に混乱を起こしただけのように見える。
季節は夏でイソジンの需要は少なくドラッグストアに在庫はない。
そこにこんな刺激的な情報を流したらどうなるか、
時期が時期だけにリーダーの発言と行動は、
慎重の上にも慎重であるべきだ。
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