東京都を核とする首都圏を襲った台風15号は、
風神雷神のごとく走り去った。
上陸した台風では最強クラスだったが、
昨年の関西を襲った台風のような大被害は免れた。
ただ、インフラの弱さと一極集中の弊害は
むしろ台風一過後に表れたといえるのではないか。
計画運休のはずだったのに通勤の足が完全に麻痺して、
ターミナル駅には乗客が溢れ大混乱。
出勤を控えるという選択肢がほとんど見られず、
日本国民の勤勉さが、こんなところにも思わぬ影を落とした。
成田空港では、鉄道と高速道がストップしたので、
乗客が空港内に足止めされた。
東京五輪の時にもっと大きな台風がきたら
どうなるのか、だったらどうするのか、
その時、日本の首都が機能するのかと心配になった。
多くの教訓を後に残した台風15号だった。
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