今回の金融庁による、老後資金2000万円不足の報告書。
野党は、参議院で「100年の安全」が嘘だったと、
安倍首相を質問攻めにした。
「表現が不正確である」と釈明に追われた首相は
100年の安心に変わりがないことを強調した。
だが、野党の追及に頭をよぎったのは、
トラウマとなっている12年前の消えた年金問題だろう。
あの直後の参議院選挙で、自民党は惨敗し
安倍首相は体調を崩し自民党は政権の座からおりた。
安倍首相は、民主党時代を悪夢と称しているが、
その悪夢の始まりは、まさに消えた年金問題だった。
12年後、この夏には参議医選が待ち受けており、
奇しくも再び年金が、選挙の争点になりそうだ。
報告書をつくらせた麻生財務相は、
報告書そのものを、なかったことにしてしまったが、
今度の参議院選で国民はどんな判断を下すのだろうか。
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