夫の強い希望での旅でした。
正直、リサイタル後、さらに初代ロットも、そして修復を終えた五代目ロットも、益々、変容が進み、自身も気づきの嵐状態。
時間があれば、引きこもってさらっていたい、というのが本音。
それに、どうせ時間とお金を使うのなら、ヨーロッパに行きたい。
オペラや美術館に通ったり、バッハの足跡を辿る旅などもやってみたい。
そして、蚤の市でアンティーク物色三昧・・・
「それぞれ、別々に行くことにしよう!」
「・・・・」
「じゃあ、一人で行ってくれば?」
「・・・・」
ツアーにおじさん一人で参加するのは恥ずかしいのだそうだ。
「じゃあ、息子と二人旅は?」
「・・・・・」
去年、ポルトガルに行ったばかりだし、あと数年、海外はいいや、と思っていたのですが、68歳の夫にしてみれば、自身の健康の心配もあるそうで、
「行けるうちに行っておきたい!」
死ぬ前には一度、とまで言われると、その上、結局は夫の出資なので、あまり文句も言えない。
結局、希望のエジプトに行くことになりました。
とはいえ・・
ガイドブックはどのページを開いても皆、茶色一色。
お土産物をみても、食指が動かない。
スカラベの置物?パピルス?ピラミッドの文鎮?
・・文鎮って使ったことあったっけ?
??どうしろと??
おまけに、この時期は、砂嵐が起こることもあり、マスクとサングラスが必要。
治安も、決して今は悪いということではないけれど、観光バスにはもれなく国営のガードマン、つまり兵隊さんの護衛がつく、という国。
直前にもテロリストによる観光バスの襲撃事件があったばかりです。
その上、私は高所&閉所恐怖症。
軽度ではあるけれど、何故ピラミッドに?
4500年間、崩れないかったとはいっても、私が中に入っている時に崩れない保証はない。
なんせ、とっても古いのだから。
さらに、小学生の頃、何か、子供向けの読み物で読んだ
「ツタンカーメンの呪い」
当時は本当に恐ろしくて、恐ろしくて・・
そして、水が悪いらしく、みんなお腹を下すらしい・・
料理も今一で、買い物も値切り交渉が必須。
トイレもチップが必要で、その上、非衛生的なことこの上ない。
極め付きは・・
イスラムなので、基本アルコールはない。
あっても、限りなく薄味のビールやワイン。
もっと悲しいのは、エジプト航空。
上記の理由から機内でのアルコールのサービスがない。
〜〜え〜〜〜っ!?
これを知った時は、本当に止めたいと思った。
でも、調べたところ、チェックインした後での購入持ち込みは可とのことで、少しほっとする。
冷えたビールは無理だけど。
高校同窓生のバンドWAYAZのエレキ担当のN君は数年前、奥様とエジプトに行かれたそうなので、色々聞いたところ・・
「夏に行ったんで、とにかく暑かった。もう、だんだん何観ても同じに見えてきたし。
クルーズの時だけが、ほっとできた〜。もちろん、お腹も壊した。」
ほらね。
一級建築士のNくんが「何みても同じ」となるくらいなんだから、私なんて、尚更だろう。
確かに、エジプト美術って、数千年の開きがあっても、その様式はほとんど変わらないのが不思議ではある。
ということで、これほど事前の気分が盛り上がらないのも初めて。
正直、エジプトは「世界不思議発見!」や、NHK特集等のTVで充分、という嗜好である。
できれば、もう一度ポルトガルにリピートしたいくらいです。
色違いで買っておけばよかった、と後悔している靴を買いに。
本当はもっとゆっくりできる10日間の方に申し込んでいたのですが、そちらは人数が集まらず催行できず、こちらの休みの都合もあり、日程が一致したこのツアーになり、夫は不服そうでしたが、私はむしろありがたい。
もし体調を崩していたら、それを持ちなおさせるための休養日も必要ですし。
大型連休前打から、少ないかな?という見込みでしたが、同じことを考える人は多い。
31名もの大所帯で、最初は案じていたのですが、みなさま、エジプトというディープな土地をセレクトした強者ばかりで。旅慣れた、人間性も充実された人柄の良い方ばかりの、なごやかなメンバーばかり。
本当に、私はツアーのメンバーには恵まれていると思います。
この大所帯、昔の一学級を切り盛りされたツアーコンダクターのTさんの仕切りも素晴らしかったです。
昨晩、無事帰国いたしました。
感想は・・
お腹を壊してしまい大変でしたが、帰国してからメキメキ元気に。
そして、やはり行って良かったです。
旅行記、徐々にアップしてまいります。
古代文明の大きなパワーに刺激を受けました。
さらに精進したいと思います。
写真は
ギザ
クフ王のピラミッドの一段目の石の前。
ラクダに初乗り。
スフィンクス。
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