最近観た映画

「プーと大人になった僕」
仕事に追われるクリストファー・ロビンの前に、くまのプーさんが現れ、「仕事って風船より大事なもの？」とか「ぼくは何もしないことに忙しい」とか、普通の人なら頭が痛くなるようなことばかり言う映画。物語上、本当に大切なものが何かということが提示され、納得のいくハッピーエンドに導いていくが、あくまで物語上のこと。鑑賞後には、プーさんが実践する幸せな生き方が、現実には通用しないということを思い出し、いっそう激しく打ちのめされることになる。今後、地上波放送の暁には、いわゆる死にたくなる系の映画として名を馳せること間違いなし。


「スカイスクレイパー」
火災が発生した高層ビルに取り残された家族を救うため、義足のドゥエイン・ジョンソンが大暴れ。生身でビルからビルへ飛び移ったり、ダクトテープの粘着力でビルの外壁を移動したり。ツッコミ所は多いが、エンタメ映画としてはかなり良い。4DXの仕掛けにより、高所での恐怖を味わえるのも楽しい。


「死霊館のシスター」
死霊館シリーズは、もうどれがどれやら分からなくなってきたが、これ単体でも十分に楽しめる。不穏な雰囲気を作りながら、急に大きな音で驚かすお化け屋敷系の演出に、4DXの仕掛けが加わると、そのままアトラクションと呼ぶにふさわしい物になる。ホラーが苦手でなければ楽しめる。