日時は前後しますが、7月2日は8月25日の「室内楽の楽しみ」のための合わせ練習でした。
まあ、このために、蓼科合宿を断っちゃった、ということになる。
でもお蔭で、本当に集中して準備することが出来ました。
猛暑の午後、拙宅までお越しいただいての練習会。
チェロが入っての初めての練習にちょっとドキドキ。
山本徹さんの演奏は2度聴いているけれど、どちらもバロックチェロ。
普通のモダンの音は初めてです。
もちろん、予想通り、というか予想以上の素晴らしい演奏。
チェルニーのロンドレットコンチェルタントの楽譜には
「チェロはあってもなくても」
という但し書きがあるのですが、あった方が断然良い!
陰影と立体感が増し、また推進力のある素晴らしい運転手ぶりを発揮してくださり、とても楽しかったです。
ゴーベールの「3つの水彩画」は、いつか良いチェロとやってみたいと思っていたトリオ。
「フランスに行きたくなる曲」
塚田さんも、ここ数日の気温の変動で不機嫌になっていたコンディションの悪い拙宅の100才のピアノから澄んだ響きを紡ぎ出してくださり、良い時間となりました。
なんやかんやで、色々なアイディアも湧き、意見を出し合ったりして、集中してかなりの時間やっていた。
トリオの後は山本さんと塚田さんの合わせ。
リビングに流れる上質なチェロとピアノでの、サンサーンスの「白鳥」、エルガーの「愛の挨拶」、そして失念したけれど、とてもテクニカルで面白い小品。
素敵な音楽に包まれながら、宴会の準備のためキッチンに立つのは本当に格別な気持ちです。
チェロの音を聴きながらキッチンで食事の支度、というのは実は憧れ、見果てぬ夢でもあったから。
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かつて息子にはチェロを弾いて欲しくて、4歳の頃、レッスンを受けていたことがありました。
先生から小さな楽器をお借りして。
なかなか、良い音を出していて、一回は発表会にも出た。
七分丈のズボンのスーツに蝶ネクタイの息子は本当に可愛かった・・
チェロもとっても似合っていた。
・・でも、ついつい期待しすぎて、私が厳しく練習させたものだから、レッスンに伺う前、時間調整で入った喫茶店でグレープフルーツジュースを飲んでいる時に息子に言われてしまいました。
「・・・おかあさん、僕のチェロはもうあきらめて・・」
4歳児なのに、なんてしっかりとした発言・・
さらに
「僕は、もうチェロをあきらめたい!」と涙で訴える。
それはあきらめたい、というより辞めたい、という方が日本語的には正しいよね、と思いつつも、4歳児に「あきらめたい」と言わせてはいけない・・と深く反省したのでした。
本当は嫌だったのに、私が喜ぶから、とつきあってくれていた数か月だった・・
そして現在、息子は会社員をやりつつの週末ラッパーに。
色々とライブハウスにも出演しているらしい・・
ということで、チェロには格別の思い入れがある。
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練習後は決起集会と称しての、在宅だった夫も混ざっての4人で宴会。
ほぼ息子と同世代のお二人との会話に私達も若返った心地。
練習、宴会共に楽しい一日でした。
山本さん、塚田さん、お忙しい中、ありがとうございました!
そうそう。
初代ロットの音にも驚いてくださいました。
「本当に普通の笛と全然違いますね・・」
でしょでしょ?
3人の音の溶けあい方の変化が様々な陰影を作りだす。
次回は8月のホール練習。
この頃には、さらに私の、ロットだけでなく、お二人も、また変化、熟成しているはず。
さらに楽しみです。
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