たまプラーザでの講座は常連のオペラ歌手の方が参加。
今回の旅行中の気付きと変化は、顎、喉周辺に大きな関係があるので、ぜひ、歌でも試みていただきたいと思っていた矢先でしたので、タイムリー。
とはいっても久々のご参加なので、今年になってからの様々な変化を時系列でご紹介。
必要がなくなって、忘れられていたものもあったけれど、それらを行っていたからこその今がある、ということで、・・
例えば「ナックル」の気付きとそれによる構えは、「抓む手」の手の内を知ってからは、そちらの方がより洗練された動きとなり、深部と繋がるので、行われなくなった、等。
自身での気付きや、甲野先生、その周辺の皆様からの気付きのお蔭で、徐々に身体をコントロールする場所が深まってきているのを感じています。
最初、大きく変化したのは、先日の阪口教授の下で計測していただいた重心移動の動きをしながら歌っていただいた時。
大きな筋肉に大きな仕事をさせる。それも力感なく。
そして、最新の「顎の気付き」でさらに、響きは深まった。
それを知らなければ、もちろん、ビフォーの声でも充分すぎるくらいに美しいのだけれど、アフターはそんなものではなかった。
虫眼鏡で太陽光線を集めて焦点を結ぶ、そんな感じの音のまとまりと力強さ、それに伴う艶が生まれる。
コクのある上等のボルドー。
ビフォーアフターのご紹介ということで、最新バージョンで、シリンクスの冒頭を吹いたのですが、そのサンプルとしての演奏にとても感動してくださって、その後も何度も、
「・・・いや、あの音は・・」
との感想をいただき、戸惑うくらい。
日頃、辛口の正直者の感想しかのべない方なので、嬉しい。
自分で感じている以上に大きな変化が起きているのかもしれません。
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元々、昨年秋からマイブームになった美味しいワイン。
甲状腺をやってから、身体に入れるものは、可能な範囲で良いものを、ということで、量を減らしてグレードアップしたのだけれど、実は今回の気付きは、このワイン三昧のお蔭。
ポルトガル旅行中の気付きも、メンバーに恵まれたお蔭でのワイン三昧の日々があればこそ。
「ワインに学ぶフルート」 である。
さらに先日の研究協力の折、阪口さんとお話していて、これらの気付きの整理整頓もでき、とあることに想い至って、さらに「顎の気付き」はバージョンアップした。
結局は「居付かない」ということに尽きるのだけれど、この言葉をわかったつもりでわかっていない、ということもよくわかったのでした。
「メソード」や、「習う」ということは、必要なことだと思うし、とても参考にもなるけれど、ともすると、その動作に含まれる時間軸の喪失を招くことがある。
「スルメを見てイカがわかるか!?」とはかの養老先生の名言だけれど、それと同じ落とし穴はそこかしこに。
特に、楽器演奏に関わる多くの筋肉というのは、みんな身体の奥底にあるものだから。
「しっかり〜しましょう」という文脈で語られる教えは、むしろ、それらのストッパーになってしまい、表面でのいわば小手先の間に合わせばかりを発達させてしまう。
「実感、力感」を呼ぶのは「踏ん張り」で、「踏ん張り」を呼ぶのは「居付き」つまり止まってしまった状態である。
「居付くな」
つまりは、
「止まるな」「留まるな」
なんてことは、本来は意識などせずとも、身体が勝手にやっているのに、努力して学んで、止めて留まって何かする、ということを後天的に学習してしまったせいで、今、自分に言い聞かせてやらなくてはいけない、という状態に。
情けないが、それが今の自分である。
マイナスからのスタート。
動き続けている、ということがどれほど重要で、そしてそれこそが本来の自然な効率の良い身体の使い方である、ということを再認識。
まだまだ要所要所で、動きを忘れ「止めて」それをなんとかするために実感に頼った情けない間に合わせを駆使っていた、と反省中。
思い出すのは「ザ・フルート」で連載が始まった14年前。
記事を読んでくださった師匠・植村泰一先生が
「面白いね。いいんじゃない?つまりは『居付くな』ということね。」
と見事に、一言で真髄を突いていらした。
「そうなんです!」と呑気に答えていたけれど、今、思い出すと、背筋が寒くなる。
随分と恐ろしい程凄い方に師事させていただいているのだな、と今更ですが・・・
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本日は「動作術の会」を主宰されている兄弟子・中島章夫さんにレクチャーしていただく。
足指、足裏の使い方一つで、身体全体がザザーっと変化。
まさに、上記した「居付かないようにしよう」と考えなくても結果そのようになる身体をもたらしてくれるいくつかのポジショニングを調整していただく。
他にもいくつかの数秒でできる簡単な調整法を。
より肩の位置が下がり、肩甲骨が集まる。
腕は、腕というよりも、羽根みたい。軽くなったのである。
驚いたのは、あっという間にサイズダウンすること。
腰回りやウエストが特に顕著。
紐で縛るボトムスを履いて居たので、ずり落ちそうになって驚いた。
これらを整えることも「動き続けている身体」に直結している。
それは、トレーニングというよりも、長年の癖、習慣で変形してしまって「居付き」を呼び込みやすくなってしまった身体をハイハイ、つかまり立ち、そして歩き始めた頃の身体に戻してやる作業。
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