これは明治の文豪、夏目漱石の言葉だ。
彼は、明治の文明開化が外からの力によるものだったとして
文明が急速に進化してきたことに、強い不安を抱いていた。
それは、文明が必ずしも人を幸せにはしない、
ということを指していた。
先日亡くなった時空を“超越”した物理学者といわれている
スティーヴン・ホーキング博士も、進化する文明に警鐘を鳴らしていた。
そのひとつが、AIだ。
人工知能の発達が、人類に何をもたらすか、
博士は、AIが、強力な兵器をつくりだし、経済にも大きな混乱を
もたらす可能性を指摘している。
もうすでに、株の取引は、人間ではなくAIが行っている
という情報もある。
文明の進化は確かに功罪相半ばする結果をもたらしてきたが、
AIは、今までの次元を飛び越えた、不安をもたらす存在となっている。
SFの世界で描かれたロボットに人類が管理される世界が、
フィクションではなく、ファクトになりつつある。
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