ブライアン・デ・パルマ監督が、110分しゃべり続けるインタビュー映画。
本人による自作解説や、当時の思い出は面白かった。
今では巨匠と呼ばれるクラスの映画監督たちが若手だった頃、密に交流していたということが語られていた。デ・パルマが「タクシードライバー」の脚本を手にし、それをマーティン・スコセッシに譲った話とか、「キャリー」と「スターウォーズ」のオーディションを一緒に行った風景とか、スピルバーグが当時高額だった自動車電話でデ・パルマに連絡しているところを撮ったビデオ映像とか、いろいろ興味深かった。
この映画の中では出なかった話だが、「スターウォーズEP4」のオープニング字幕にはデ・パルマが関わってたとか、ジョージ・ルーカスが身内でラッシュ試写をした際、デ・パルマがボロクソに貶したとか(でも、スピルバーグだけはこれはヒットすると言った)、そんな話はスターウォーズファンには知られているトリビアだ。
自分が大好きな「アンタッチャブル」に関しては、駆け出しの頃からの知り合いであるロバート・デニーロに出演依頼し「ギャラは高いぞ」と言われたとか(売れっ子俳優になっているのだから当然のこと)、ショーン・コネリーは銃で撃たれる演技が下手だとか(007は弾が当ったことがないので)、予定していた列車アクションが出来なくなって、階段での銃撃戦が生まれたとか、いろいろ興味深かった。
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