希少動物や植物だけではない。
毎日新聞の夕刊に掲載された特集によると
小売業も、絶滅の危機にあるという。
通販売り上げが、小売業の総売上の5%を超え、
近い将来、20%まで伸びるだろうと専門家は予測している。
確かに、通販に押されている書店、ファッション、家電などは、
シャッターを閉めたり、店舗縮小に追いやられている。
なかでも深刻なのがデパートだ。
私の住むまちのとなりにも、高島屋、伊勢丹があるが、
混んでいるのは、地下の食品売り場だけで、
ファッションフロアは、客よりも店員の方が多い。
こうした小売店が危機のおわれるなか、
生き残るのは食品業だけ?といわれている。
その理由は、どうも日本人の食に対する複雑な嗜好にあるらしい。
事実、日本に上陸した米国の食品通販大手が、
日本人の嗜好に対応しいると商売にならないという理由で
撤退していることからもそれがわかる。
小売店を絶滅危惧種にしないためには、
通販に勝つ小売店の戦略も必要だが、
地域の店を育てる消費者意識も、同時に求められるのだろう。
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