「総理のご意向」文書を怪文書と切り捨て、
その後、本物があると分かっても調査の必要なしと、
突っぱねていた官房長官。
定例の記者会見で、東京新聞の女性記者が、
通常では、一人当たり2、3回と制限されている質問を
23回も執拗に繰り返した結果、
その翌日、文科相が文書を再調査することを決定した。
この記者、番記者ではない部外者だったので、
記者会見の暗黙のルールを知らなかったのが功を奏した。
ところが、他の番記者は「風を読まないKY記者で、
今後、ぶら下がりなどの取材がやりにくくなった」と
こぼしていたという。
木で鼻を括ったような答弁を繰り返す官房長官に
なんでもっと突っ込んだ質問ができないのか、
私は常々疑問を感じていた。
その原因は、番記者のご機嫌をとる姿勢に
あったことがよくわかった。
この女性記者は「風が読めない=KY」ではなく、
形骸化し、中味のない記者会見に
「風穴を開けた=KA」だったと評価すべきではないか。
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