まんまと遁走

凶暴罪、いやいや共謀罪の強行採決で、
気の抜けたビールのような委員会で、
安倍首相が、文科省文書の調査の遅れを謝罪した。

だが、もちろん「総理のご意向」については全面否定。

これですべて幕引き？
いままでの通常国会でも、
政府の対応がひどかったことは多々あるが、
今回ほど、国民をバカにしたケースを私は知らない。

共謀罪は審議不十分、森友、加計疑惑は一切説明することなく
時間切れで蓋をしてしまった。
いちばん噴飯物だったのは、追い詰められて安倍首相が、
文科相に「早急に調査し直せ」と命じたという報道だ。
それも、会期を残してギリギリになって。

その間に共謀罪を強行採決したのだから、
このままこの与党に国会を任せてもいいのだろうか。

国民主権は、風前の灯火だ。