米国メディアの受け止め方

天皇陛下のお言葉に示された「深い反省」について、
70年談話を発表した首相はどう受け止めているのだろうか
と、16日のマイミクで、取り上げた。
これについて米国メディアも、天皇のお言葉について、
「安倍首相への静かな反対」との見方を紹介している。
談話の空疎な言葉の羅列については、
「日本の指導者、第二次世界大戦で謝罪に至らず」と批判的だった。
安倍首相は、祖父の岸信介元首相から、太平洋戦争は侵略ではないと
薫陶を受けており、談話内容もそれに固執した結果と思われる。
政治的な発言を控えてきた、天皇があえて70年談話に
釘を刺すように言及した事実は、日米開戦を決断した
昭和天皇陛下から引き継いだ、二度とあの惨禍を繰り返さないという、
強い信念に裏打ちされた真摯な思いの表れであり、
いまの日本の現状に警鐘を鳴らしたのではないか、と私は感じた。