5年の歳月をかけて、
あーでもない、こーでもないと議論してきたのに、
TPPはまとまりきらずに合意が見送りとなった。
例外なき関税の撤廃なんて、もともと無理だったのではないか。
自国の利益優先で、結局のところ例外だらけの
関税撤廃となり、空中分解してしまったのでは?
まだ、協議を続けることになるのだが、
TPPの影で、日本の酪農家、米・小麦農家の皆さんから
先行き不透明で、どうしたらいいのか、嘆き節が聞こえる。
彼らこそ、国策に振り回される被害者ではないだろうか。
TPPの見送りで、国別に結ぶFTA交渉も
うまくいかないのではないかという憶測が飛んでいる。
そりゃそうだ。TPPがダメで、FTAがうまくいっても
個別の国同士の話だから、モチベーションも低く、
交渉にもそんなに力が入らない。
ひょっとして、TPP合意の見送りを喜んでいるのは、
蚊帳の外に置かれていた、お隣の超大国かもしれない。
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