急に肌寒くなった日曜日。
川越の海沼音楽教室主催による、講習会とレッスンでした。
受講された方は、今回はみな、2回目、3回目の皆様ばかり。
前回から5か月と時間が経っていたので、「肉球」の復習から開始し、その後の気付きをどんどんと操出しました。
90分ではちょっと足りなくて、最後の臍の緒以降のビフォーアフターの検証まではできませんでしたが、みな、私のフルートでのビフォーアフターに茫然。
この数か月は、より加速度がついているし、その変化の仕方もかなり大きい。
また、今月、28日に鶴見サルビアH3階の音楽ホールで『古武術に学ぶ楽器奏法仲間のコンサート』に出演される額賀晋也さん、海沼さんご夫妻にも夫々レッスンし、最新の気付きを披露。
もちろん、みな、素晴らしい進化となりました。
サックスの海沼元美さんは、最低音がラクラクに出せるようになり、高音域も所謂、痛くない柔らかな響きとなり、苦手だった、というタンギングもスムーズに。
3種類のサックスを持ちかえた時の対応に苦心されていた額賀さんは、「あれ?別に奏法変えなくても大丈夫なんですね。」
「そう。勝手に変わりますよね。結果として変わる。だから、変えちゃいけないんです。」
つまり、今までは、中よりも外が繋がり、そこだけで対応していたから、あれこれと工夫が必要だった、ということです。でも、中が繋がれば、外はふんばりで固めなければ勝手に変わる。
これは、楽曲のスタイルによる吹き分けでも同様。
つまり、ポピュラーだから、とその情緒に流されてしまうと、身体を操縦する軸がぶれてしまい、せっかく繋げた楽器との臍の緒もとぎれがちになってしまい、音が浅くなる。
これはかつて、私にも本当にしみじみと覚えがある。
ジーグで、情緒的に飛び跳ねた演奏、なんてダサい真似をやっていた・・・
本人は弾んでいても、音は弾まない・・・というとても悲しく・・ありがちな演奏・・
フルートの海沼さんにとっては、顎先の肉球による頭部の移動が、今回一番影響があったそうで、首の滞りもかなり減ったとのこと。
そして、今回、ご指導している中で新たな気付きが。
「右足はアースみたいなもんですよ・・」と口走っていた。
実際、これで、右半身の響き、特に太もも周辺が大変化でした。
もちろん、左圧縮・右解放の中が繋がっている状態なればこそ、の気付きではありますが。
ぶりっこ持ちも、脳内の方が断然、よい。
あと、今回、確かめたかったのはリード楽器における「なんちゃってはるか」の効用。
自分で試してみて、その唇、顎周辺の変化にとても驚き、絶対に、効果があるだろうな、とは思っていたのですが、サックスのお二人は想像以上の変化。
最初にサックスが作った、本来のサックスの音、木管楽器としてのサックスの音に。
品よく、柔らかく、暖かい。フォルテでも突き刺さることなく、うるさくないサックス!!
世間一般に流通している音とは」全く違う、別の楽器の音でした。
思わずお二人に
「あの、サックスというよりも、むしろヴァイオリンの響きに似ていらした感じがしますね。それも、古の巨匠たちの。」
実際、サックスってこんなに高貴な響きがするのだな、と驚きました。
最後はみんなでなんちゃってはるかで猫ごっこ。
瞬時にあまり高く跳ねることなく一回転する身体。
音楽家、というより、最早忍者に近い。
私もそうですが、皆、スポーツは苦手で、こうしたことは不得手のはずなのに・・
最初の受講生に皆様にも同様にやっていただきましたが、みな瞬時にできて、びっくりされていました。
そして、とても嬉しそうだった。楽器が上達するのも嬉しいけれど、それとはまた少し違った別種の嬉しさ。
自分には到底不可能、と思えることが、瞬時にできることの嬉しさ。
これが、古武術奏法の良いところだと、改めて思う。
夕食後は合わせ練習。
モデルチェンジしたばかりでの合わせなので、パワーアップしているのについつい従来の吹き方をしてしまうと、エネルギー過剰で、却って音がきしむ。それほどの変化。
「歌うでもなく、語るでもなく、想う程度で吹いてみましょうか」 で丁度よくなる。
次回の合わせは直前の25日ですが、きっとこの頃にはまたお互い進化していることでしょう。
長い一日でしたが、本当に楽しく、気付きのある時間を過ごすことができました。
みなさま、お世話になりました。ありがとうございました!
次回の練習・そして本番、とても楽しみです!
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