スタジオ・アデリーでの発表会でした。
ホールよりも客席が近い、サロン。
生徒さん達の緊張も手に取るように伝わってきて、でも、どの方もみな、昨年よりも大きく進化した、真摯な演奏を聴かせてくださいました。
皆様、本当に、素晴らしかったです。
塚田さんのサポートも最高で、1920年製のスタインウェイのグランド、フタ全開でも、全くフルートの音を遮ることのない響きでのピアノ演奏でした。ありがとうございました!
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今回は、着替える場所もなく、サロンだったので、ビロードの黒のロングスカートと紺のレースのブラウスで。足元は、床に傷をつけては申し訳ないので、足袋。
このスカートは25年程前、パリで1000円で買ったもので、伸縮もあり、シワにもならないゴムウェスト。往復は、少しハイウエストで着て、本番には腰のあたりまで下げれば、ロングになる、という優れもの。
年末の「ロングドレスコーナー大片付け」で発掘されて、「あ、こんなの持ってたんだった!!?」と今回の発表会の為に見つかったようなスカートでした。すっかり忘れていた。
さらに足袋も深緑のビロード。これだと悪目立ちしないし、暖かい。
今までは、ビロード素材は音を吸収してしまうので、敬遠していたのですが、今回の「手足合掌四足歩行股関節」で、かなりパワーアップし、響きも増したので、もうあんまり響き、響き、と拘らなくてもいいんじゃないか、という心境になったこともあり、便利さと見た目でチョイス。
アクセサリーはトリファリのイエローゴールドとラインストーンのフルパリュール。
イヤリング、ネックレス、ブローチ、ブレスレットのお揃いです。
アルミニウムベースの合金なのでキンキンした音にならないのも素敵。
真鍮ベースの時は、パールのブレスレットや指輪もパールや珊瑚にして、和らげていたので、今回もまずは、パールを試したのですが、輪郭がふんわりしすぎだったので、サファイヤをチョイス。
昨年のソロコンサートで一番扱いにくかったのが、実は、ルビー。
コランダムという鉱物は、ダイヤよりも、むしろ、響きは硬く、重く、コントロールにパワーが必要でした。
サファイヤもルビー同様、コランダム。どうかな?と思ったのですが、トリファリのせいか、パワーアップしたせいか、おそらく両方だと思うのですが、清々しい響きとなりました。
ただベルベット素材にした分、やはり下半身の響きがいつもより減るので、真鍮ベースのトリファリのチェーンを腰に。
最初は、ブラウスの上からして、大きく、響きが変わり、チェーン効果に改めてびっくり。
でも、流石に、ブローチも付けているので、見た目がうるさすぎ、ということで、チェーンをブラウスの下にしてみたところ、さらにびっくりしたのは、こちらの方が数段、響く、ということです。
やはり、身体に近い方が、より共振するのかもしれません。
夫は「姑息な・・」と言うけれどこうしたものを付けて響く身体になるのも「技」なのよ、と返す。
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講師演奏で、海沼さんとの2重奏が始まった瞬間、あ、私はこんな吹き方が出来るんだ、という小さな驚きがありました。
本当に、今まで、なんと「吹こう」としていたことか・・・
それまでも、大きく変化はあったのですが、この魔笛の2重奏の瞬間は、何故そうなったのかは、わかりませんが、それまでの自分との決別の瞬間ではなかったかと思います。
その流でのフランクも同様。
ロマン派の盛り上がりに、今までは、ついつい感情移入し、フォルテで思い切り「実感」込めてたんだなあ・・と本番中に振り返る・・というくらい、こちらも、曲は味わいつつ、生まれ変わった心地で、とても新鮮な感動を持って曲に専念することができました。
真摯な生徒さん達の演奏を聴かせていただいたお蔭かもしれませんし、「場」の力もあったかと思います。
これで終われば良かったのですが、お一人欠席された生徒さんが居て、少し時間が余ったので、
「じゃあ、せっかくなので、シャコンヌを・・」
と吹き始めて、すぐに後悔。
冒頭部分を吹いたとたん、「違う!」と膨れ上がる違和感。
散々吹き込んでいた曲なだけに、それまでのまだまだ実感のこもった冒頭のフレーズがもう嫌でたまらなくなりました。その音楽を吹いて居る時の自分の心根の浅ましさを突き付けられたような、なんともいえない砂を噛むような・・アサリの御御御付けでジャリっと砂を噛んだ時のようなザワザワ感が。
「・・あああ〜〜」と思いはするものの、もうその奏法とセットになっている暗譜なので、途中で混乱してしまい、中断、という申し訳ない次第となってしまいました。
中間部から吹きなおしましたが、シャコンヌをズタズタにしてしまって、とても、申し訳ない・・
「え!?先生のシャコンヌが聴ける!」
と喜んでくださった生徒さんたちにも、申し訳なかったけれど、何よりも、シャコンヌに申し訳なかった・・
でも、暗譜も、身体性と、密接に結びついているのだなあ、と再発見。
そして、それまで「普通」であった自分の音楽への取り組み方がこれ程までに「違和感」をもたらすようになった、ということが、私には、新たな出発で、嬉しかった。
ライプニッツを知ってからの変化は超高速だったし、今も変わり続けています。
つまり、「心」の変化が「身体」を運んでくれているような感じです。
有志による楽しい打ち上げの後は、また会場に戻って、今度は今年の古武術仲間コンサートでご一緒する、額賀さん、海沼さんと一緒にトリオの練習。
サックスとフルート2本・・
何か編曲ものかなあ?でも良い曲がなければ無理にアンサンブルしなくてもいいかな?と思っていたのですが・・
トロワ・パルファンでやることにしたホフマイスターの「ニワトリ・カッコウ・ロバ」を試みてみることに。
合わせてみると、フルート3本よりも、むしろ、ロバのパートはサックスの方が余程、ロバ。
サックスだとロバのユルキャラっぽい音型がまさに鳴き声みたいに生きてくる。
音大を出て、出版社にお勤めの額賀さんは「自分はサラリーマンですから、プロではないですから・・」
と謙遜されますが、もともと、従来の奏法に違和感を持たれていただけあって数回のレッスンで、大変身され、昨年のコンサートでは、フルート仲間たちが、「あのサックスは凄い!」と話題にしたくらい、中々ない、柔らかな響き。まさに「木管楽器」としてのサックスの音を出されます。
海沼さんも、この一年で大きく変わられ、本当に3人のハーモニーはご機嫌で、面白い「ニワトリ・カッコウ・ロバ」となりそうです。
この4月28日のコンサートでは、私はバッハのチェロ組曲5番全曲25分を演奏させていただくので、ファーストのニワトリは海沼さん。
私はカッコウで可愛く。
6月のトロワ・パルファンではロバを担当するので、このサックスの面白い感じを学ばせていただければ、と思います。
明日からは、レパートリーの、つまり、さらいこんで「私」という薄汚い垢がついてしまったシャコンヌ、そしてソリの洗い直しです。お掃除、お掃除!
また一から出直しです。う〜〜ん、凄い、やる気モード!?
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