日本アカデミー賞優秀賞決定　アニメ部門に「アリエッティ」など

日本アカデミー賞優秀賞決定　アニメ部門に「アリエッティ」など
http://news.mixi.jp/view_news.pl?id=1445498&media_id=50




[優秀アニメーション作品賞]
『カラフル』
『借りぐらしのアリエッティ』
『映画ドラえもん　のび太の人魚大海戦』
『名探偵コナン　天空の難破船＜ロスト・シップ＞』
『ワンピースフィルム　ストロングワールド』


この段階で優秀賞は確定。この中から最優秀アニメーション作品賞が選ばれることになる。

「カラフル」以外は30億円オーバーの大ヒット映画ばかりだから、その意味で非常に優秀な映画ばかりであることに疑いようが無い。「カラフル」も含めて共通する点はといえば、それはテレビ局が製作に係わっている点だ。

基本的に大手配給系列以外の映画は選ばれにくいため、出来レース、最も権威の無い映画賞などと言われている日本アカデミー賞である。「カラフル」が入っているのがせめてもの良心といったところか。「おまえうまそうだな」が入っていないのには、さすが見る目が無いなぁと言わざるをえない。


選考対象作品一覧はこちら。
http://animeanime.jp/news/archives/2010/12/post_1434.html

40本中13本しか観てないわ。子供向けのプログラムピクチャーは最初からスルーするとしても、ミニシアター系で上映されるアニメ映画が今年も多くて、とても追っかけ切れない。

一応、予言もしておこうか。最優秀賞は「アリエッティ」だな。ジブリだし、日本テレビが製作に入ってるし。まず間違いないね。


アニメ部門以外の話もしておこう。

2005年は「パッチギ！」が様々な映画祭で好評だったのだが、日本アカデミー賞では「ALWAYS 三丁目の夕日」が主演女優賞以外の全ての賞を受賞したんだよね。もちろん「三丁目の夕日」は日本テレビの製作。あまりの露骨さに笑ってしまったよ。わざわざ会場で憮然としている「パッチギ！」の監督にカメラを向けたりして。まぁ井筒監督はいつも憮然としてるか。

2008年は「東京タワー オカンとボクと、時々、オトン」が最優秀賞を受賞。これも当然日本テレビの製作。主演の樹木希林が「この日本アカデミー賞が名実共に素晴らしい賞になっていくことを願っております」と皮肉を言ったのがテレビでも流れたのは痛快だった。どうやらテレビで流れていないところでも「これは組織票だ、この結果はおかしい」とか言っていたそうだ。さすが樹木希林△。