レッスン時間最短記録!
のレッスンでした。入門をお許しいただき、不肖の弟子となって早、16年。
その16年間の中で、最も短いレッスン時間でした。
いつもレッスンが終わると、紅茶とお菓子を出してくださる奥様がびっくり。
「あら、もうお終いですか?」
おそらく実質は30分くらいだったのではなかったでしょうか。
でも、過去16年間の中で、最も大きく変化、進化することの出来たレッスンでした。
なので、「先生、もう今日は、これで充分です。ありがとうございました!」
と、打ち切らせていただきました。
詳細はあまり書けないけれど、最も必要としていたことをお教えいただいた。
お蔭で、今まで、本当に、なんと浅い音で喜んでいたのか、ということもよくわかった。
ここ数日間の気付きや、考えていたことと、先生が新たに考えていらしたことがピタっと一致して、大きく変化することができ、すっかり別人です。
簡単に結論を言えば
「全ては息に乗せて」
ということで、そんなことは、耳タコ、と言われるくらい、よく言われているし、当たり前のことなのですが、それが実際の身体操作としてカチャっとピースがはまるように、手の内に入れることができた、ということです。
もちろん、これも、まだまだ途中経過ではあるにしても、全くの別人に。
まず、自身の身体が、「人差し指のツボ」とそれによって作られた、より精度の上がった命門効果の身体となっていた、というのが、前提条件。
ここに、先生の気付き(これは勝手に書けないので内緒)。
この植村先生の気付きが、マスターキーとなって、新たな扉が開いた。
そして、以前うかがっていたニコレと先生との会話。
レッスンで音を出す前に、そのお話をしたことで、その場で変化することができた。
今回、バッハのトッカータとフーガ・ニ短調を吹いたのですが、一通り吹き終わったら
「ああ、いいんじゃない?」
と珍しく上機嫌で、ニコニコ。最近、甘くなってきていらっしゃるのか?
もちろん楽曲に関する色々なアイディアもお教えいただいたけれど、なんといっても、一発合格したのは最初の会話のお蔭です。
今回の楽曲はパイプオルガンの曲。センチメンタルから最も程遠い、毅然とした音と音楽。
このパイプオルガンのことを考えることがとても、役に立った。
留学生時代に、植村先生が、ニコレに質問し、バカなこと聞くな、と言われたというのが、このパイプオルガンのフイゴを押すカルカントさんの話。
カルカントさんは、楽曲の個性や強弱、テンポなどに応じて、フイゴの踏み方を変えるのか?というような質問へのニコレの答えだったそうです。
「先生、あのお話は、だからフルートとパイプオルガンは違う、ではなくて、フルートもパイプオルガン同様に、楽曲強弱音程に関係なく、常にカルカントさんがフイゴを押してくれている、ということではないか、と最近考えるのですが・・」
と言ったとたんに、先生は下を向いてニヤっとしたのを私は見逃さなかった。
「やっとわかったか」とでも言いたそうな・・
甲野先生と植村先生、全くタイプは異なる先達のお二人ですが、隠れてニヤっとするのはそっくり。
これで我が意を得たり、ということで、すっかり吹き方が変化。
昨年9月、バッハタッチの影響で舌と顎の変化が起きた時も、それまで聴いてくださったお客様に土下座して謝りたい、と思いましたが、今回の変化はそれを上回る。
もう、どうすりゃいいの?といった気分です。
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