8時のバスでサンティアゴ・デ・コンポステーラへ。
スペインなので、時計を1時間進める。
ポルトに居るのに、なかなかポルト観光ができないのがもどかしくもあるけれど、
その分、楽しみも増す、ということで、この日もバス遠足。
一人での参加だったら、もうバスはいいよ〜〜とばかりに「パス!」と我儘言って、一日、自由にポルト散策していたかもしれませんが、御目付役の夫が居るので、そんなこと言ったら、「勝手なことするんじゃない!」と大目玉になること必定。
信仰心がある訳でもなく、巡礼の道と言われてもピンとこない。
しょうがない、と出かけたサンチャゴでした。
でも、これまた素晴らしい出会いと経験が待っていました。
途中のドライブインで食べたエッグタルト、チーズと鳥のサンド、そしてカフェ・コン・レッチェ(ミルクコーヒー)がとても美味しかった。
もちろんビールも。
巡礼者がカテドラルを眺めてあと少し、と歓喜の涙を流したと言われている歓喜の丘も、「サッポロのビール園に似てるね」なんて話していて、不信心も甚だしかったのですが、ここで10人程の日本人の団体と遭遇。
なんと、みなカトリックの信者の方々で、実際に、歩いて、つまり本当に巡礼して周っていらっしゃるとのこと。
その上、一番年配の女性は89才。丁度、この日がお誕生日とのことで、みんなで「おめでとうございます!」と言葉をかけてお祝いしたのでした。
これこそ、奇跡としか言いようのない偶然の出会い。信仰心のないことに変わりはないけれど、この巡礼者の方々と触れあえたことで、とたんに周囲の景色も空気も違って感じられるように。
単純と言えば単純ですが、人の心身は、やはり最も同じ人からの影響を受けるのだと思う。
祈る方の傍らに立つだけで、こちらの軸も整う。
祈りとは軸を整え再認識する作業にも繋がるのだろうか。
そしてカテドラル。圧巻でした。圧倒される財力の迫力。
これは昨日のコインブラの礼拝堂や図書館でも感じたことですが、
「ああ、本当のお金持ちって、こういうことを言うのだね・・」
という、これまた俗世にまみれた我が身の正直な感想。
巡礼者が施しを受ける皿として身に付けたというホタテ貝とクロスのあしらわれた銀の小さなチャームを記念にカテドラルの売店で購入。
ランチは、ホタテのグラタン、子牛のステーキ、スペインタルト。
ここはワインリストがもらえたので、ボトルでカヴァを2本いただき、6人でシェア。
カヴァ、良かったです。
自由時間は1時間程。
夫には、「じゃあバスで!」と言い残して脱出し、一人でウロウロ。ようやくつかの間の「一人旅気分」なのですが、小さな街なので、すぐに出くわしてしまいます。
後でも付けてきたのかしら?と思う程。
レモンのアイスも食べ歩き、白蝶貝と真鍮で出来たルーペとペーパーナイフのセットを購入。
おそらくインド製のレプリカですが、この街の雰囲気にぴったり。
夜は川岸のレストラン。
ポルトガル風ブイヤベースということで、あっさりした大振りの様々な魚介類。
美味しかったけれど、お昼もボリューミーだったので、控えめに。
ワインはドライな赤をボトルでシェア。素敵なボルドーにようやくありつけました。
川岸の夜、というのは気分も盛り上がる。ようやくポルトの夜を満喫。
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