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2017年10月08日22:04

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舌と腹

舌だけが残っている、という違和感を覚えたのが9月の最終日。

それから数日後には、すっかり舌の取り扱い方法が変化。

幾分、これも「頭先行」といえばそうだけれど、そうだとしても、おそらく、きっとこれが本来の在り様に近いのだろうな、という心地よさはある。

私達にとって「舌」と言った時に思い浮かぶのは、実際に自分で見ることのできる舌の先端部分だけだ。

でも、お肉屋さんで売っている牛タンよろしく、人間のタンだって、根本は太い。

舌の筋肉というのは、身体の中で、最も強い筋肉らしい。


雑学王の小学生、Aちゃんに教えてもらった。

「先生、牛タンって、どうやってとるか知ってる?」

そんなこと、考えてみたこともなかったので、驚きつつ、

「え?どうするの?」

「太くて硬いから切るのは大変なんで、引っ張って、抜き取るんだって!」

と説明しつつ顔をしかめる様子も可愛いAちゃんではあるけれど、二人して

「え〜〜〜〜〜っ!?」 とムンクの叫びのような顔になりしばし固まる。

・・・そっか、閻魔様に「舌を抜かれる」というのも、切るのは大変だからだったのか・・と変なことにまで想像は広がる・・


この太くて硬い舌の付け根の部分のことを、ともすると忘れがちである、というのが今回の最も大きな気付きだった。

今回の舌の気付きは、喉、首の使い方の変化に伴ったものでもある。

植村先生がこの半年くらい、ずっと仰っていた「僕は舌じゃなくて喉なの」という言葉。

でも、先生のタンギングの切れは、より増しており、どう聞いても、それは喉だけのものではない。
でも、ご自身の実感としては、「喉」なのだろう・・

もしや、それは喉のそばである根元の部分から舌を動かしている感覚になっている、ということではないのか?とフト思ったりも。

違うかもしれないけれど。

ともあれ、タンギング、ダブルタンギング、トリプルタンギング、共に以前よりは無理なくできるように。

クヴァンツのトリオの2楽章の冒頭が微妙に嫌で、そこが一番の難所だったのですが、ストレスなく、それまでと同じ流れで吹けるように。

あと、上から順に使う、というのも最近の気付き。
こちらに関しては、またいつか。

「腹に力をこめて」とか「腹式呼吸」とか、曖昧な言葉を跋扈させて、結果、腹から真っ先に使うから、身体全体がおかしなことになる。

思えば、「薄氷を踏む」という甲野先生の術理に出あえたことが、今の気付きの一番の下地になっている。

根本的な立ち位置を何処に置くか、何処に立つかで、その後の展開は大違いである、ということを今更ながら思い知らされて、背筋が寒くなった程である。

今の私のやり方も、もちろん、具体的に文章化できるし、説明もできるけれど、この根本的な立ち位置が違っている限りは、何、訳のわからないことを言っているんだろう、と言われるのがオチである。

腹は、とても重要で、身体の要である・・とは思う。

だからこそ、最後の最後に、結果として働き出すのではないか、と実感している。

「総大将に足軽の仕事をさせたら機嫌を損なうのは当たり前です・・」みたいなことを、そういえば、昔甲野先生は仰っていた。当時は何のことやら、だったけれど、今はその言葉がしみじみと腑に落ちている。











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