盛会のうち、第4回目のトロワ・パルファンのコンサートが終了しました。
お二人の作曲家、藤枝守先生にも、渡辺厚さんにも喜んでいただける演奏となり良かったです。
トリオとしての緻密な技量はまだまだほころびも多々あるけれど、何よりもお互いの信頼感がそのままハーモニーとしてまとまってきているのを、客席で感じとってくださるお客様が沢山いらしたのが嬉しかった。
私のソロは、まあ、努力賞といったところ。
笛吹仲間からは
「あんな凄い曲、どうやってさらったの?」
「この暑さの中、随分練習したんだね」
「どうやって指まわしてるの?」
というコメントが多々あったけれど、実は指に関してはあんまり練習したという訳ではない。
というか、ほとんど苦労はなかった。
本番にのせる曲というのは初見で吹いてみて、なんとかなりそう、と思うからこそ、取り組めるので。
強いて言えば、甲野先生に真剣で払い太刀をしていただいてから(・・それもフルートに・・)何故かより指で難しい箇所が出来る様になっていた、ということはあるけれど、そんなことは言えない・・・
もちろん、20,30、40代の頃には、私の指は今から思えば、ダンゴ状態で、こんなことは不可能だった。
やはり、これは古武術効果、としか言いようがない。
久々にお聴きくださった播先生からも指に関しては
「いや、ずっと基礎の音階やアルペジオ練習を欠かさないでやり続けている、ってことがよくわかったよ。」
と仰っていただくも、実は・・・やってない・・・ので、冷や汗かきつつ、曖昧にニッコリとうなずく。
以前よりは上から下まで響くようになり、これもおほめいただいたものの、まだまだ会場全部を包み込む豊穣な、この曲を表現するために必要な響きではない、とのダメダシも。
その上、それをなんとかするための技法をなんと居酒屋でずっとレクチャーしてくださり、ほぼ「居酒屋レッスン」状態でした。
その甲斐あって、翌日からは、また大きく進化することが。
本当にありがたいことです。
もと読響だった播先生からは
「え?読響の首席と?それもオーボエと一緒にやるの?普通は怖くてやれないよ〜」
とのコメントも。周囲でうなずく笛吹仲間たち。
蠣崎さんのことはもちろんご存じで、びっくりされていた。
「え?そうなの?」
と、自分の鈍感さにあきれながらも、改めて、そりゃそうだよな〜〜と。
旧知の間柄とはいえ、よく引き受けてくださったものだ・・・
砂原さんと3人での練習後の決起集会、つまり宴会のことに思いは飛んでいて、ただただ楽しみだったのに・・
でも、私のアバウトなフルート演奏のあまりのひどさにあきれられ、友情関係まで破たんしたらどうしよう?と急に怖くなってきてしまいました。
確かにトップ奏者はおそらく皆そうだろうけれど、好き嫌いは無茶苦茶はっきりしている奏者である。
という訳でいつも本番翌日はダラっとしているのですが、今回は前夜にお教えいただいた、この新たな吹き方、音の作り方、音程の取り方などに朝から夜まで取り組んでいました。
本番が終わった翌日でも、人間せっぱつまるとさらうものです。
そして、ギリギリで素晴らしいご助言がいただけたことも本当に幸運。
とはいえ、普段のコンサート前日よりも緊張し、浅い眠りのまま、翌日に。ドキドキ。(続く)
ログインしてコメントを確認・投稿する